3.3.2 ナビゲーション プラットフォームで使用できるユーザ認証の種類
ユーザ認証を利用している環境でナビゲーション プラットフォームを運用する場合,ディレクトリサーバまたはJP1/Baseの認証サーバが必要になります。なお,ナビゲーション プラットフォームは,ユーザ認証を利用しない環境でも運用できます。
(1) ディレクトリサーバによるユーザ認証
ディレクトリサーバによるユーザ認証には,OSに付属しているActive Directoryを使用します。
- ヒント
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ユーザ認証を利用しない環境で運用する場合は,ログイン画面でのパスワードの入力が不要になります。業務コンテンツを作成したり削除したりする権限の有無は,ログイン時に入力したユーザIDによって決まります。システム管理者以外のユーザにも業務コンテンツを編集させたい場合の対処を次に示します。
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システム管理者用のユーザIDを複数のユーザで共有する
システム管理者用のユーザIDは,セットアップ時に作成するプロパティファイルで指定できます。該当するプロパティの詳細については,「8.3.3(6) システム管理者ID(ucnp.setup.server.system.admin.userids)」を参照してください。
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システム管理者がアクセス権グループを作成して,ほかのユーザのユーザIDにコンテンツ管理者とコンテンツ編集者の権限を与える
権限の種類やアクセス権グループの作成手順については,「6.2 業務コンテンツへのアクセス権の設定(ディレクトリサーバによるユーザ認証を利用している場合)」と「6.4 業務コンテンツのアクセス管理の流れ(ディレクトリサーバによるユーザ認証を利用している場合)」を参照してください。
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(2) JP1/Baseによるユーザ認証
JP1/Baseによるユーザ認証を使用する場合は,次の製品が必要です。
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JP1/Base 11-00以降
ナビゲーション プラットフォームをインストールしたサーバマシンに,JP1/Base 11-00以降もインストールしてください。サーバマシンが複数ある場合は,それぞれのサーバマシンにJP1/Base 11-00以降が必要になります。ただし,認証サーバとして設定が必要なサーバマシンは1台だけです。複数のサーバマシンが1台の認証サーバを利用できます。
JP1連携プラグインを使用するときは,JP1/Baseによるユーザ認証が必須となります。また,JP1ユーザにJP1権限とJP1資源グループを設定することで,業務コンテンツへのアクセス権を設定することもできます。JP1権限とJP1資源グループについては,「6.3 業務コンテンツへのアクセス権の設定(JP1/Baseによるユーザ認証を利用している場合)」を参照してください。