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JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレートリファレンス


2.5.13 JP1/IM-SSの案件情報更新

機能

このサービステンプレートは,JP1/IM-SSのjssitemedit(案件編集)コマンドを使って,登録案件のステータスの更新を行うサービステンプレートです。

前提とするサーバを次に示します。

・JP1/IM-SSサーバ

 JP1/IM-SSが動作するサーバです。

・JP1/AOサーバ

 JP1/AOが動作するサーバです。

機能の概要を次に示します。

(1)JP1/IM-SSサーバの案件の案件情報を更新します。

 1.JP1/IM-SSのjssitemeditコマンドを発行して,案件情報を指定値で更新します。

  ユーザーが更新できるプロパティは基本的なものに限り,プロパティグループ「案件基本情報」のプロパティで指定します。

 2.ステータス (jp1imss.statusTypeCodeプロパティ)の指定値は,デフォルトではJP1/IM-SSのコードマッピングファイル(jp1imss_itemedit_codemap.conf)に設定されているキーで指定する必要があります。

  デフォルトでは次のキーを指定できます。

  [キー]

   受付

   調査中

   計画中

   審議中

   対応依頼中

   レビュー中

   承認済み

   クローズ

   拡張ステータス01〜拡張ステータス40

  デフォルト以外のキーを指定する場合は,コードマッピングファイルを作成して,コードマッピングファイルパス(リモート)(jp1imss.codeMappingFile)に,作成したコードマッピングファイル名を指定してください。

  コードマッピングファイルについては「JP1/Service Support 構築・運用ガイド」を参照してください。

前提条件

【システム内前提製品】/【サービステンプレート実行システム内前提製品】/【サービステンプレート実行システム内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。

【システム内前提製品】

 JP1/Automatic Operation 12-00以降

【サービステンプレート実行システム内前提製品】

(1)JP1/IM-SSサーバに次の製品が稼働していること。

JP1/Integrated Management - Service Support 10-10以降,または

JP1/Service Support 11-00以降

【サービステンプレート実行システム内前提製品の稼働OS】

(1) Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter

(2) Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter

(3) Windows Server 2016 Standard/Datacenter

(4) Windows Server 2019 Standard/Datacenter

【サービステンプレート実行システム内前提製品の使用条件】

(1)案件IDの案件がJP1/IM-SSサーバ上に存在していること。

(2)プロパティに指定するユーザーIDがJP1/IM-SSサーバに定義されていること。

(3)プロパティに指定するロールIDがJP1/IM-SSサーバに定義されていること。

注意事項

(1)指定しなかったプロパティは更新されません。指定しなかったプロパティを更新する場合は,JP1/IM-SSのGUIかコマンドを使用して更新してください。

実行権限

ビルトイン Administrator

バージョン

02.00.00

タグ

Configure JP1,SS

プロパティ一覧

プロパティに設定されているプロパティグループの一覧を次に示します。

プロパティグループ

説明

初期表示

JP1/IM-SS環境情報

JP1/IM-SSサーバの情報を指定してください。

表示されます。

案件基本情報

編集する案件の基本情報を指定してください。

表示されます。

[サービス設定]画面に表示されるプロパティの一覧を次に示します。

(凡例)

○:プロパティの指定は必須です。

△:プロパティの指定は省略可能です。ただし,ほかのプロパティの指定内容によっては,指定が必須になります。各プロパティの「説明」を確認してください。

プロパティキー

プロパティ名

説明

入出力種別

共有設定

必須区分

プロパティグループ

jp1imss.imssServerName

JP1/IM-SSサーバのホスト名

案件を管理するJP1/IM-SSサーバのホスト名,またはIPアドレスを指定します。IPv6には対応していません。

入力

無効

○ 

JP1/IM-SS環境情報

jp1imss.entryUserID

登録者ID

案件の登録者となるユーザーのIDを指定します。

入力

無効

○ 

案件基本情報

jp1imss.ownerUserType

担当者種別

案件の担当者の種別として,「USER」または「ROLE」のどちらかを指定します。

入力

無効

○ 

案件基本情報

jp1imss.ownerUserID

担当者ID

案件の担当者となるユーザーのID,またはロールのIDを指定します。

入力

無効

○ 

案件基本情報

jp1imss.codeMappingFile

コードマッピングファイルパス(リモート)

ユーザーが定義したコードマッピングファイルを使用する場合,JP1/IM-SSサーバ上のコードマッピングファイル名をフルパスで指定します。

入力

無効

△ 

案件基本情報

[サービス設定]画面および[サービス実行]画面に表示されるプロパティの一覧を次に示します。

プロパティキー

プロパティ名

説明

入出力種別

共有設定

必須区分

プロパティグループ

jp1imss.itemID

案件ID

案件を一意に識別するためのIDを指定します。JP1/IM-SSの案件IDを指定してください。

入力

無効

○ 

案件基本情報

jp1imss.statusTypeCode

ステータス

案件に設定するステータスを指定します。

入力

無効

○ 

案件基本情報

jp1imss.forceWrite

編集中の更新の可否

案件が編集中の状態でも更新する場合にtrueを指定します。falseを指定すると,案件が編集中のときは更新できません。指定しない場合は,falseとなります。

入力

無効

△ 

案件基本情報

[サービス設定]画面に表示されるプロパティの入力制限を次に示します。

プロパティキー

入力可能文字

jp1imss.imssServerName

255文字以内の半角英数字および「.」,「-」。

jp1imss.entryUserID

64文字以内の半角英数字。

jp1imss.ownerUserType

次の値のどれかを選択する。

USER,ROLE

jp1imss.ownerUserID

64文字以内の半角英数字と下線。

jp1imss.codeMappingFile

4文字以上255文字以内の文字列。ただし「<」,「>」,「|」,「;」,「&」,「*」,「?」,「"」,「%」,「/」,「`」,および末尾の「¥」を除く。

[サービス設定]画面および[サービス実行]画面に表示されるプロパティの入力制限を次に示します。

プロパティキー

入力可能文字

jp1imss.itemID

75文字以内の半角英数字および「-」。

jp1imss.statusTypeCode

255文字以内の半角英数字と全角文字。

jp1imss.forceWrite

次の値のどれかを選択する。

true,false

フロー仕様詳細

フロー仕様詳細を次の表に示します。

階層

[タスク詳細]画面での表示名

ステップ名

部品

部品名

説明

エラー時の回復方法

1

JP1/IM-SS案件更新

JP1/IM-SS案件更新

JP1/IM-SSの案件情報更新

JP1/IM-SSサーバに登録されている案件を更新します。

エラー原因を取り除いたあと,サービスを再実行してください。