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JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレートリファレンス


2.5.12 JP1/Cm2の監視対象ノード一覧取得

機能

JP1/Cm2/NNMiの監視対象ノード一覧を取得します。

このサービステンプレートが前提とするサーバを次に示します。

・NNMiサーバ

 JP1/Cm2/NNMiがインストールされているサーバです。

・監視対象ノード

 JP1/Cm2/NNMiが監視するサーバまたは機器です。

処理の概要を次に示します。

1.NNMiサーバの監視対象ノード一覧を取得し,指定されたファイルにXML形式で出力します。ファイルの出力フォーマットは,JP1/Cm2/NNMiのnnmtopodumpコマンドの出力結果と同じ形式です。

2.出力したファイルをNNMiサーバからJP1/AOサーバに転送し,NNMiサーバ上の転送元ファイルを削除します。

前提条件

【システム内前提製品】/【サービステンプレート実行システム内前提製品】/【サービステンプレート実行システム内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。

【システム内前提製品】

 JP1/Automatic Operation 12-00以降

【サービステンプレート実行システム内前提製品】

(1) JP1/Cm2/Network Node Manager i 09-10〜10-50

(2) JP1/Network Node Manager i 11-00〜12-60

【サービステンプレート実行システム内前提製品の稼働OS】

(1) Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter (x64)

(2) Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter

(3) Windows Server 2016 Standard/Datacenter

(4) Windows Server 2019 Standard/Datacenter

(5) Red Hat Enterprise Linux Server 6 (64-bit x86_64)

(6) Red Hat Enterprise Linux Server 7 (64-bit x86_64)

(7) Red Hat Enterprise Linux Server 8 (64-bit x86_64)

【サービステンプレート実行システム内前提製品の使用条件】

(1)このサービスを実行する場合,エージェントレス接続先としてJP1/AOサーバ("localhost"で解決されるループバックアドレス)およびNNMiサーバを設定する必要があります。

(2)JP1/Cm2/NNMi 09-10を使用する場合,NNMiサーバで,アカウントクレデンシャル(JP1/Cm2/NNMiのスクリプトを実行するときのユーザー名とパスワードに使用される値)が設定済みであること。

注意事項

(1)このサービスを同一のNNMiサーバに複数同時に実行しないでください。

(2)このサービスでは,NNMiサーバ上でnnmtopodumpコマンドを実行します。そのため,サービス実行中にNNMiサーバ上でnnmtopodumpコマンドを実行しないでください。同様に,NNMiサーバ上で,nnmtopodumpコマンドを実行中の場合は,このサービスを実行しないでください。

(3)実行対象サーバの稼働OSがLinuxの場合は,エージェントレス接続先に定義された接続ユーザーのデフォルトロケールでコマンドが実行されます。接続ユーザーのデフォルトロケールには,JP1/Cm2/NNMiがサポートするロケールを設定してください。詳細については,JP1/AOマニュアルの「部品実行時に設定される操作対象の機器のロケールについて」,「部品実行時に設定されるJP1/AOが通信で使用する文字セットについて」およびJP1/Cm2/NNMiリリースノートを参照してください。

(4)リモートおよびローカルに指定するファイル名がすでに存在する場合,既存のファイルを上書きします。また,リモート側のファイルは削除します。そのため,指定したファイル名に誤りがないか,十分に確認してください。

(5)リモートに指定したパスのフォルダが存在しない場合は,そのフォルダを作成します。作成したフォルダは削除されないで残ります。定期的に使用しない場合は削除してください。

バージョン

02.00.00

タグ

Gather JP1 information,NNMi

プロパティ一覧

プロパティに設定されているプロパティグループの一覧を次に示します。

プロパティグループ

説明

初期表示

監視システム環境情報

NNMiサーバの環境情報を指定してください。

表示されます。

出力ファイル格納情報

出力ファイルの格納先を指定してください。

表示されます。

[サービス設定]画面に表示されるプロパティの一覧を次に示します。

(凡例)

○:プロパティの指定は必須です。

△:プロパティの指定は省略可能です。ただし,ほかのプロパティの指定内容によっては,指定が必須になります。各プロパティの「説明」を確認してください。

プロパティキー

プロパティ名

説明

入出力種別

共有設定

必須区分

プロパティグループ

jp1cm2nnm.nnmHostName

NNMiサーバのホスト名

JP1/Cm2/NNMiがインストールされているサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。クラスタ構成の場合は,実行系サーバの物理ホストまたは論理ホストを指定してください。

入力

無効

○ 

監視システム環境情報

[サービス設定]画面および[サービス実行]画面に表示されるプロパティの一覧を次に示します。

プロパティキー

プロパティ名

説明

入出力種別

共有設定

必須区分

プロパティグループ

jp1cm2nnm.nodeListFileNameRemote

出力ファイルパス(リモート)

監視対象ノード一覧ファイルをNNMiサーバに出力する際の一時ファイル名をフルパスで指定します。転送後にリモートのファイルは削除されます。

入力

無効

○ 

出力ファイル格納情報

jp1cm2nnm.nodeListFileNameLocal

出力ファイルパス(ローカル)

監視対象ノード一覧ファイルを取得するJP1/AOサーバのファイル名をフルパスで指定します。

入力

無効

○ 

出力ファイル格納情報

[サービス設定]画面に表示されるプロパティの入力制限を次に示します。

プロパティキー

入力可能文字

jp1cm2nnm.nnmHostName

255文字以内の半角英数字および「.」,「-」。

[サービス設定]画面および[サービス実行]画面に表示されるプロパティの入力制限を次に示します。

プロパティキー

入力可能文字

jp1cm2nnm.nodeListFileNameRemote

256文字以内の文字列。ただし,「<」,「>」,「|」,「;」,「&」,「*」,「?」,「"」,「%」,「`」および末尾の「¥」,「/」を除く。

jp1cm2nnm.nodeListFileNameLocal

256文字以内の文字列。ただし,「<」,「>」,「|」,「;」,「&」,「*」,「?」,「"」,「%」および末尾の「¥」,「/」を除く。

フロー仕様詳細

フロー仕様詳細を次の表に示します。

階層

[タスク詳細]画面での表示名

ステップ名

部品

部品名

説明

エラー時の回復方法

1

NNMi監視対象ノード一覧取得

NNMi監視対象ノード一覧取得

NNMiトポロジデータベース内容の出力

NNMiの監視対象ノード一覧を取得します。

エラーの原因を取り除いたあと,サービスを再実行してください。

2

ファイル転送

ファイル転送

ファイル転送部品

監視対象ノード一覧ファイルを転送します。

エラーの原因を取り除いたあと,サービスを再実行してください。

3

一時ファイル削除

一時ファイル削除

ファイル削除

一時ファイルを削除します。

対象サーバにファイルが残っています。手動で削除してください。