Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation コマンド・API リファレンス 


1.7.2 hcmds64dbrepair(データベースの再作成)

機能

すべてのデータベースを強制削除して再作成し,hcmds64dbtransコマンドで取得したバックアップデータからデータベースを回復します。このコマンドは,データベースが破損してrestoresystemコマンド,およびhcmds64dbtransコマンドのimportオプションを使用しても復旧できない場合に使用します。

形式

hcmds64dbrepair
     /trans バックアップデータ

引数

/trans バックアップデータ

hcmds64dbtransコマンドで取得したデータベースのバックアップデータを指定します。バックアップデータには,hcmds64dbtransコマンドのworkpathオプションまたはfileオプションに指定したパスを指定してください。

格納先

Windowsの場合

共通コンポーネントのインストール先フォルダ\bin

Linuxの場合

/opt/HiCommand/Base64/bin

実行権限

Administrators権限またはroot権限を持つユーザーで実行してください。

注意事項

戻り値

コマンドの戻り値を次の表に示します。

戻り値

説明

0

正常に終了しました。

1

引数が不正です。

245

データベースのインポートに失敗しました。

246

定義ファイルが不正です。

247

データベースのアンセットアップに失敗しました。

248

サービスまたはデータベースの停止に失敗しました。

249

待機系ノードのため実行できません。

250

バックアップデータが不正(ファイル不足,アーカイブファイルの展開失敗)です。

251

製品不一致,製品バージョン不一致のため中断しました。

252

データベースのセットアップに失敗しました。

253

データベースのサービスの開始に失敗しました。

254

データベースがセットアップされていないためデータベースを再作成できません。

255

異常終了しました。

使用例

Windowsで,すべてのデータベースを強制削除して再作成し,バックアップデータからデータベースを回復する場合のコマンドの使用例を示します。

hcmds64dbrepair /trans C:\bkfile1