Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation コマンド・API リファレンス 


1.6.4 hcmds64srv(JP1/AOの開始・停止・状態表示)

機能

JP1/AOのサービスとデータベースを開始または停止します。また,JP1/AOのサービスの状態を表示したり,サービスの開始方法を変更したりできます。

このコマンドのserverオプションに「AutomationWebService」を指定して実行すると,次のサービスを開始・停止・状態表示します。

表1‒5 開始・停止・状態表示の対象サービス一覧

サービス表示名およびプロセス

開始

停止

状態表示

HAutomation Engine Web Service

HBase 64 Storage Mgmt SSO Service

※1

HBase 64 Storage Mgmt Web Service

※1

HBase 64 Storage Mgmt Web SSO Service

※1

データベースのプロセス※2

※1

(凡例)

○:処理されます。×:処理されません。

注※1

Hitachi Command Suite製品のサービスが開始している場合は停止されません。

注※2

JP1/AOの内部プロセスです。hcmds64srvコマンドでは,データベースのサービスを示す「HiRDB/EmbeddedEdition _HD1」は開始および停止しません。

形式

hcmds64srv
     {/start | /stop | /check| /status}
     [/server サービス名]
JP1/AOおよび全Hitachi Command Suite製品のサービスの状態を確認する場合:
hcmds64srv
     /statusall
サービスの開始方法を変更する場合:
hcmds64srv
     /starttype {auto | manual}
     {/server サービス名 | /all}

引数

/start

serverオプションで指定したサービスとデータベースを開始します。

/stop

serverオプションで指定したサービスとデータベースを停止します。

/check

serverオプションで指定したサービスとデータベースの状態を表示します。

/status

serverオプションで指定したサービスとデータベースの状態を表示します。

/server サービス名

JP1/AO製品のサービスだけを開始・停止・状態表示する場合,サービス名には「AutomationWebService」を指定します。このオプションを省略した場合,インストールされているJP1/AOおよびすべてのHitachi Command Suite製品のサービスが対象となります。

/statusall

サービスとデータベースの状態,および共通コンポーネントに登録されたHitachi Command Suite製品のサービスの状態を表示します。

/starttype {auto | manual}

serverオプションで指定したサービスの開始種別を指定します。

自動開始の場合はautoを指定します。手動開始の場合はmanualを指定します。

/all

このオプションを指定した場合は,インストールされているJP1/AOおよびすべてのHitachi Command Suite製品のサービスが対象となります。

格納先

Windowsの場合

共通コンポーネントのインストール先フォルダ\bin

Linuxの場合

/opt/HiCommand/Base64/bin

実行権限

Administrators権限またはroot権限を持つユーザーで実行してください。

注意事項

戻り値

startオプション,stopオプション指定時のコマンドの戻り値を次の表に示します。

戻り値

説明

0

正常に終了しました。

1

サービスは開始済みです(startオプション指定時)。

サービスは停止済みです(stopオプション指定時)。

255

失敗しました。

checkオプション,statusオプション,statusallオプション指定時のコマンドの戻り値を次の表に示します。

戻り値

説明

0

開始していません。

1

開始しています。

255

失敗しました。

starttypeオプション指定時のコマンドの戻り値を次の表に示します。

戻り値

説明

0

正常に終了しました。

255

失敗しました。

使用例

次の場合のコマンドの使用例を示します。