1.6.3 hcmds64chgurl(URL情報の更新)
機能
共通コンポーネントのリポジトリーに格納されている,アプリケーションの起動に使用するアクセス情報(URL情報)を更新します。
JP1/AOの運用を開始したあと,次のどれかの構成変更を行った場合に使用します。
共通コンポーネントがインストールされているホストが使用するポートを変更した場合
共通コンポーネントがインストールされているホストのホスト名またはIPアドレスを変更した場合
形式
hcmds64chgurl {/list | /change 変更前のURL 変更後のURL | /change 変更後のURL /type Automation}
引数
- /list
現在設定されているURLと製品名のリストを表示します。
- /change 変更前のURL 変更後のURL
現在登録されているURLに関する情報を,変更後のURLに関する情報で上書きします。
現在登録されているURLと変更後のURLを指定します。typeオプションと組み合わせて使用する場合は,変更後のURLだけを指定します。
IPv6アドレスを含むURLを指定する場合は,IPアドレスを[ ]で囲んでください。
- /type Automation
URLを変更する製品名として「Automation」を指定します。
格納先
- Windowsの場合
共通コンポーネントのインストール先フォルダ\bin
- Linuxの場合
/opt/HiCommand/Base64/bin
実行権限
Administrators権限またはroot権限を持つユーザーで実行してください。
戻り値
コマンドの戻り値を次の表に示します。
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
正常に終了しました。 |
1 |
引数が不正です。 |
2 |
URLがありません。 |
253 |
リポジトリーのリストアに失敗しました。 |
254 |
リポジトリーのバックアップに失敗しました。 |
255 |
異常終了しました。 |
使用例
次の場合のコマンドの使用例を示します。
Windowsで,現在設定されているURLと製品名のリストを表示する場合
hcmds64chgurl /list
Windowsで,現在登録されているURLに関する情報を,変更後のURLで上書きする場合
hcmds64chgurl /change "http://192.168.11.33:22015" "http://192.168.11.55:22015"