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JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation コマンド・API リファレンス 


1.6.2 deleteservicetemplate(サービステンプレートの削除)

機能

JP1/AOに登録されているサービステンプレートを削除します。

削除したいサービステンプレートのサービステンプレートID,ベンダーID,バージョン番号を指定してコマンドを実行すると,指定したサービステンプレートを削除できます。

形式

deleteservicetemplate
     /name サービステンプレートID
     /vendor サービステンプレートのベンダーID
     /version サービステンプレートのバージョン番号
     /user ユーザーID
     {/password パスワード | /passwordfile パスワードファイルパス}

引数

/name サービステンプレートID

削除するサービステンプレートのIDを指定します。

大文字と小文字は区別しません。

指定できる文字数は,1~64文字です。

使用できる文字の種類は,半角英数字,「-」,「_」,「.」です。

/vendor サービステンプレートのベンダーID

削除するサービステンプレートのベンダーIDを指定します。

大文字と小文字は区別しません。

指定できる文字数は,1~64文字です。

使用できる文字の種類は,半角英数字,「-」,「_」,「.」です。

/version サービステンプレートのバージョン番号

削除するサービステンプレートのバージョン番号を「XX.YY.ZZ」の形式で指定します。

XXYYZZに指定できる文字は,00から99の2桁の半角数字です。

  • XX:メジャーバージョン番号

  • YY:マイナーバージョン番号

  • ZZ:リビジョン番号

/user ユーザーID

JP1/AOのユーザーIDを指定します。

指定できる文字数は,1~256文字です。

使用できる文字の種類は,半角英数字,「!」,「#」,「$」,「%」,「&」,「'」,「(」,「)」,「*」,「+」,「-」,「.」,「=」,「@」,「\」,「^」,「_」,「|」です。

大文字と小文字は区別しません。

/password パスワード

userオプションで指定した,ユーザーのパスワードを指定します。

このオプションまたはpasswordfileオプションのどちらかを指定する必要があります。両方のオプションが指定されている場合,およびどちらのオプションも指定されていない場合はエラーとなります。

指定できる文字数は,1~256文字です。

使用できる文字の種類は,userオプションと同じです。

/passwordfile パスワードファイルパス

userオプションで指定したユーザーのパスワードファイルのパスを絶対パスまたは相対パスで指定します。パスワードファイルはencryptpasswordコマンドで作成します。

このオプションまたはpasswordオプションのどちらかを指定する必要があります。両方のオプションが指定されている場合,およびどちらのオプションも指定されていない場合はエラーとなります。

格納先

Windowsの場合

JP1/AOのインストール先フォルダ\bin

Linuxの場合

/opt/jp1ao/bin

実行権限

OSのAdministrators権限またはroot権限と,JP1/AOのAdminロールまたはDevelopロールの両方を持つユーザーで実行してください。Administrators権限またはroot権限がない場合は,権限昇格を求めるメッセージが表示されます。

注意事項

リリースサービステンプレートは,このコマンドを使用して削除してください。なお,開発サービステンプレートは[エディタ]画面から削除してください。

戻り値

コマンドの戻り値を次の表に示します。

戻り値

説明

0

正常に終了しました。

1

引数が不正です。

2

コマンドの実行を中断しました。

3

サービスの状態が不正です。

4

ほかのコマンドを実行中です。

5

通信に失敗しました。

6

認証に失敗しました。

7

パスの指定が不正です。

9

指定したパスが存在しません。

14

コマンドの実行権限がありません。

190

サービステンプレートの削除に失敗しました。

255

そのほかのエラーでコマンドの実行が中断しました。

使用例

Windowsで,指定したサービステンプレート(サービステンプレートIDがnameA,ベンダーIDがvendorB,バージョン番号が01.00.00)を削除する場合のコマンドの使用例を示します。

deleteservicetemplate /name nameA /vendor vendorB /version 01.00.00 /user user01 /password pass01