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JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation コマンド・API リファレンス 


1.6.1 deleteremoteconnection(エージェントレス接続先定義の削除)

機能

JP1/AOに登録されているエージェントレス接続先定義を削除します。

削除したいエージェントレス接続先定義のIDを指定してコマンドを実行すると,指定したエージェントレス接続先定義を削除できます。

形式

deleteremoteconnection
     /id エージェントレス接続先定義ID
     /user ユーザーID
     {/password パスワード | /passwordfile パスワードファイルパス}

引数

/id

削除するエージェントレス接続先定義のIDを指定します。なお,事前にlistremoteconnectionsコマンドを実行して,エージェントレス接続先定義のIDを確認しておく必要があります。

指定できる文字数は,1~64文字です。

使用できる文字の種類は,半角数字です。

/user

JP1/AOのユーザーIDを指定します。

指定できる文字数は,1~256文字です。

使用できる文字の種類は,半角英数字,「!」,「#」,「$」,「%」,「&」,「'」,「(」,「)」,「*」,「+」,「-」,「.」,「=」,「@」,「\」,「^」,「_」,「|」です。

大文字と小文字は区別しません。

/password

userオプションで指定した,ユーザーのパスワードを指定します。

このオプションまたはpasswordfileオプションのどちらかを指定する必要があります。両方のオプションが指定されている場合,およびどちらのオプションも指定されていない場合はエラーとなります。

指定できる文字数は,1~256文字です。

使用できる文字の種類は,userオプションと同じです。

/passwordfile

userオプションで指定したユーザーのパスワードファイルのパスを絶対パスまたは相対パスで指定します。パスワードファイルはencryptpasswordコマンドで作成します。

このオプションまたはpasswordオプションのどちらかを指定する必要があります。両方のオプションが指定されている場合,およびどちらのオプションも指定されていない場合はエラーとなります。

格納先

Windowsの場合

JP1/AOのインストール先フォルダ\bin

Linuxの場合

/opt/jp1ao/bin

実行権限

OSのAdministrators権限またはroot権限と,JP1/AOのAdminロールを持つユーザーで実行してください。Administrators権限またはroot権限がない場合は,権限昇格を求めるメッセージが表示されます。

注意事項

このコマンドで削除できるエージェントレス接続先定義は,1回の実行につき1件です。

戻り値

コマンドの戻り値を次の表に示します。

戻り値

説明

0

正常に終了しました。

1

引数が不正です。

2

コマンドの実行を中断しました。

3

サービスの状態が不正です。

4

ほかのコマンドを実行中です。

5

通信に失敗しました。

6

認証に失敗しました。

14

コマンドの実行権限がありません。

240

エージェントレス接続先定義の削除に失敗しました。

255

そのほかのエラーでコマンドの実行が中断しました。

使用例

Windowsで,指定したエージェントレス接続先定義(エージェントレス接続先定義IDが12345)を削除する場合のコマンドの使用例を示します。

deleteremoteconnection /id 12345 /user user01 /password pass01