1.6.1 deleteremoteconnection(エージェントレス接続先定義の削除)
機能
JP1/AOに登録されているエージェントレス接続先定義を削除します。
削除したいエージェントレス接続先定義のIDを指定してコマンドを実行すると,指定したエージェントレス接続先定義を削除できます。
形式
deleteremoteconnection /id エージェントレス接続先定義ID /user ユーザーID {/password パスワード | /passwordfile パスワードファイルパス}
引数
- /id
削除するエージェントレス接続先定義のIDを指定します。なお,事前にlistremoteconnectionsコマンドを実行して,エージェントレス接続先定義のIDを確認しておく必要があります。
指定できる文字数は,1~64文字です。
使用できる文字の種類は,半角数字です。
- /user
JP1/AOのユーザーIDを指定します。
指定できる文字数は,1~256文字です。
使用できる文字の種類は,半角英数字,「!」,「#」,「$」,「%」,「&」,「'」,「(」,「)」,「*」,「+」,「-」,「.」,「=」,「@」,「\」,「^」,「_」,「|」です。
大文字と小文字は区別しません。
- /password
userオプションで指定した,ユーザーのパスワードを指定します。
このオプションまたはpasswordfileオプションのどちらかを指定する必要があります。両方のオプションが指定されている場合,およびどちらのオプションも指定されていない場合はエラーとなります。
指定できる文字数は,1~256文字です。
使用できる文字の種類は,userオプションと同じです。
- /passwordfile
userオプションで指定したユーザーのパスワードファイルのパスを絶対パスまたは相対パスで指定します。パスワードファイルはencryptpasswordコマンドで作成します。
このオプションまたはpasswordオプションのどちらかを指定する必要があります。両方のオプションが指定されている場合,およびどちらのオプションも指定されていない場合はエラーとなります。
格納先
- Windowsの場合
JP1/AOのインストール先フォルダ\bin
- Linuxの場合
/opt/jp1ao/bin
実行権限
OSのAdministrators権限またはroot権限と,JP1/AOのAdminロールを持つユーザーで実行してください。Administrators権限またはroot権限がない場合は,権限昇格を求めるメッセージが表示されます。
注意事項
このコマンドで削除できるエージェントレス接続先定義は,1回の実行につき1件です。
戻り値
コマンドの戻り値を次の表に示します。
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
正常に終了しました。 |
1 |
引数が不正です。 |
2 |
コマンドの実行を中断しました。 |
3 |
サービスの状態が不正です。 |
4 |
ほかのコマンドを実行中です。 |
5 |
通信に失敗しました。 |
6 |
認証に失敗しました。 |
14 |
コマンドの実行権限がありません。 |
240 |
エージェントレス接続先定義の削除に失敗しました。 |
255 |
そのほかのエラーでコマンドの実行が中断しました。 |
使用例
Windowsで,指定したエージェントレス接続先定義(エージェントレス接続先定義IDが12345)を削除する場合のコマンドの使用例を示します。
deleteremoteconnection /id 12345 /user user01 /password pass01