Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレート開発ガイド 


付録A.2 サービステンプレートの互換性について

上位または下位のJP1/AOとの互換性について説明します。

〈この項の構成〉

(1) [Service Builder]画面で作成したサービステンプレートおよび部品の互換性について

[Service Builder]画面で作成したサービステンプレートおよび部品の互換性を,次に示します。

上位バージョンとの互換性

サービステンプレートは,上位互換性を保証します。つまり,[Service Builder]画面で扱えるのは次のとおりです。ただし,一部の表示や操作がバージョンによって異なる場合があります。

  • 下位バージョンでユーザーが作成したサービステンプレートパッケージ(*.st)

  • 下位バージョンからJP1/AOサーバにインポートされたサービステンプレートおよび部品

下位バージョンとの互換性

サービステンプレートは,下位互換性を保証しません。[Service Builder]画面で作成したサービステンプレートを下位バージョンのJP1/AOに適用しようとした場合,インポート時にエラーとなることがあります。

JP1/AOサーバのOSが異なる場合の互換性

ユーザーが作成したサービステンプレートは,OSの異なるJP1/AOサーバにインポートして利用できます。ただし,次の制限があります。

  • 部品の入力プロパティのデフォルト値,およびフロー内の部品(ステップ)の入力プロパティの値に指定できるのは,ASCII文字だけです。

  • OSがLinuxのJP1/AOサーバにインポートできるのは,10-10以降のJP1/AOで作成されたサービステンプレートだけです。

(2) 下位バージョンのJP1/AOで作成したサービステンプレートに含まれるステップの互換性について

JP1/AO 10-10よりも下位のバージョンで作成したサービステンプレートに含まれるステップの一部は,JP1/AO 10-10と互換性がないため,処理内容の変更ができない場合があります。互換性のないステップは,次のように無彩色のアイコンで表示されます。

図A‒3 互換性のないステップのアイコン

[図データ]