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JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレート開発ガイド 


8.3.24 デバッグ時の繰り返し実行フローの表示について

デバッグ実行時,繰り返し実行部品を実行するステップでは,繰り返し実行部品の配下の階層に,繰り返し回次ごとのフローが表示されます。これを「繰り返し実行フロー」と呼びます。繰り返し実行フローは,繰り返し実行部品の実行開始以降(実行中および実行後も含む)のタイミングでフローエリアおよび[フローツリー]エリアに表示されます。

繰り返し実行フローのフロー名は,「Step[繰り返しの回次番号]:繰り返し実行入力値(reserved.loop.input)」の形式で表示されます。ただし,繰り返し実行フローの表示名が64文字を超える場合,65文字目以降が切り捨てられます。繰り返し実行入力値に制御文字が含まれる場合は,制御文字が削除されたあと,65文字目以降が切り捨てられます。なお,繰り返しの回次番号は2桁で表示されます。

繰り返し実行部品の実行時に,繰り返し実行部品の繰り返し入力プロパティ(inputProperties)の値が「hostA,hostB,hostC」である場合の表示例を次に示します。この図の例では,フロー名が「Step[01]:hostA」,「Step[02]:hostB」,および「Step[03]:hostC」として表示されます。

図8‒19 繰り返し実行フローのフロー表示

[図データ]

図8‒20 繰り返し実行フローのフローツリー表示

[図データ]

なお,繰り返し実行方式の「parallel」または「serial」に関係なく,すべての回次分の繰り返し実行フローが一度に表示されます。

ただし,デバッグ中にログアウトした場合などは,それ以降,「繰り返し実行待ち」の状態である繰り返し実行フローについて,回次についての情報が表示されなくなることがあります。

繰り返し実行部品の実行前に,配下のフローに含まれるステップにブレークポイントを設定していた場合,実行後に展開された繰り返し実行フローの同じステップにもブレークポイントの設定が反映されます。繰り返し実行フローが展開されたあとで,繰り返し実行フロー内のステップに設定されたブレークポイントを設定または解除した場合,ほかの繰り返し実行フロー内の同じステップにも反映されます。