7.7 データベースをメンテナンスする手順(非クラスタ構成の場合)
JP1/AOのデータベースを最適な状態にするには,hcmds64dbtransコマンドを実行してデータベースを再編成します。
- 重要
タスクが自動アーカイブされる契機で,データベースの無効領域が解放されます。日々の無効領域の解放で解消できないフラグメンテーションは,データベースの再編成によって解消できます。データベースの再編成は,定期的な保守作業でJP1/AOを停止する契機に計画するか,年に1回程度の契機で計画することを検討してください。
タスクが自動アーカイブされる時刻については,マニュアルJP1/AO 構築ガイド-「ユーザー設定プロパティファイル(config_user.properties)」のトピックを参照してください。
操作できる権限およびロール:
OSのAdministrators権限またはroot権限を持つユーザー
データベースをメンテナンスするには(非クラスタ構成の場合):
実行中,応答待ち中,異常検出,長期実行中,および停止中の状態のタスクがないことを確認します。ある場合は,タスクを実行停止するか,正常終了または失敗の状態になるまで待ちます。
hcmds64srvコマンドにstopオプションを指定して実行し,JP1/AOシステムを停止します。
hcmds64dbsrvコマンドにstartオプションを指定して実行し,データベースを起動します。
hcmds64dbtransコマンドに次のオプションを指定して実行し,JP1/AOのデータベースをエクスポートします。
exportオプション
workpathオプション
作業用フォルダパスを指定してください。
fileオプション
アーカイブファイルパスを指定してください。
hcmds64dbtransコマンドに次のオプションを指定して実行し,JP1/AOのデータベースをインポートします。
importオプション
typeオプション
「Automation」を指定してください。
workpathオプション
作業用フォルダパスを指定してください。
fileオプション
アーカイブファイルパスを指定してください。
hcmds64srvコマンドにstartオプションを指定して実行し,JP1/AOシステムを開始します。
操作結果:
JP1/AOのデータベースが再編成されます。
- 重要
データベースが破損してrestoresystemコマンド,およびhcmds64dbtransコマンドを使用しても復旧できない場合,hcmds64dbrepairコマンドでデータベースを回復してください。