6.3.7 ホスト名のIPアドレス解決について
エージェントレス接続先定義の接続先種別にホスト名を指定した場合,サービス実行時にIPアドレス解決が行われます。このとき,OSでIPアドレス解決できるホスト名を指定してください。
サービステンプレートを編集または作成する場合,接続先種別をホスト名で指定するときは,部品プロパティにも接続先種別をホスト名で指定する必要があります。一方,接続先種別をIPアドレスで指定するときは,部品プロパティには接続先種別をIPアドレスでもホスト名でも指定できます。これは,部品プロパティにホスト名を指定すると,自動的にIPアドレスに変換されてエージェントレス接続先定義に引き当てられるためです。
エージェントレス接続先定義の接続先種別と,部品プロパティの接続先の指定方法との対応を,次の表に示します。
エージェントレス接続先定義に指定する接続先種別 |
部品プロパティの接続先の指定方法 |
||
---|---|---|---|
ホスト名※ |
IPv4 |
IPv6 |
|
ホスト名 |
○ |
× |
× |
IPv4 |
○ |
○ |
× |
IPv6 |
○ |
× |
○ |
- (凡例)
○:指定できます。 ×:指定できません。
- 注※
部品プロパティにホスト名を指定した場合,ホスト名と一致するエージェントレス接続先定義があればホスト名が使用されます。ホスト名に一致するエージェントレス接続先定義がなければ,入力情報はIPアドレスに変換されます。その結果,IPv4アドレスが得られた場合はIPv4の定義が,IPv6アドレスが得られた場合はIPv6の定義がそれぞれ使用されます。部品プロパティに指定したホスト名およびIPアドレスと一致するエージェントレス接続先定義がない場合は接続に失敗します。
図6‒4 部品プロパティにホスト名を指定した場合の動作