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JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation 運用ガイド 


6.3.6 エージェントレス接続先の定義情報として設定する項目について

JP1/AOの操作画面またはコマンドで,エージェントレス接続先定義を追加したり,編集したりするときに設定する項目について説明します。

エージェントレス接続先定義は,大別して次の2種類の情報で構成されます。

エージェントレス接続先定義の設定項目を次の表に示します。

表6‒3 エージェントレス接続先定義の設定項目

分類

項目

説明

接続先情報

接続先種別

次の中から種別を選択します。

  • ホスト名※1

  • IPv4

  • IPv6

接続先

接続先種別に応じて接続先を指定します。1,024文字まで入力できます。

次のどれかの方法で指定してください。

  • 単一指定

  • 範囲指定

  • 全指定

サービスグループ

エージェントレス接続先と関連づけるサービスグループ名を指定します。

指定したサービスグループ内のサービスは,接続先に指定したエージェントレス接続先にだけアクセスできます。

DefaultServiceGroupを指定した場合,DefaultServiceGroup内のサービスからすべてのエージェントレス接続先にアクセスできます。

認証情報※2

プロトコル

次の中から接続先ホストとの通信で使用する認証用プロトコルを選択します。

  • SSH

  • Windows

  • Telnet

SSH認証方式

プロトコルにSSHを選択した場合,接続先ホストとの通信で使用する認証方式を指定します。

次のどれかを指定してください。

  • パスワード認証

  • 公開鍵認証

  • キーボードインタラクティブ認証

ユーザーID

接続先ホストにリモートログインできるユーザーのユーザーIDを指定します。

ドメインユーザーを指定する場合は,次のどちらかの形式で指定してください。

  • ドメイン名\ユーザー名

  • ユーザー名@ドメイン名

パスワード

ユーザーIDに対応するパスワードを指定します。

次のどちらかの場合は,必ず指定してください。

  • プロトコルにWindowsを選択している場合

  • SSH認証方式にパスワード認証またはキーボードインタラクティブ認証を選択している場合

スーパーユーザーのパスワード※3

プロトコルにSSHまたはTelnetを選択した場合,接続先ホストのスーパーユーザーのパスワードを指定します。

スーパーユーザーのパスワードを指定する必要があるかどうかは,サービステンプレートの定義内容(コマンドラインやファイル転送処理をroot権限で実行するかどうか)によって異なります。使用するサービステンプレートおよび部品の仕様を確認してください。

注※1 ホスト名のIPアドレス解決で2個以上のIPアドレスが取得された場合,取得されたすべてのIPアドレスが接続先に引き当てられます。

注※2 認証情報は,1つの接続先に対して1つだけ設定してください。同じ接続先に複数の認証情報を設定すると,認証に失敗するおそれがあります。

注※3