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JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation 運用ガイド 


6.3.8 エージェントレス接続先定義の入力形式について

エージェントレス接続先定義は,指定方法(単一指定,範囲指定,および全指定)に応じて入力形式が異なります。

表6‒5 接続先の入力形式

接続先種別

指定方法の分類

入力形式

説明

ホスト名

単一指定

正規表現で記述します。正規表現パターンはPCREに従って指定してください。正規表現で複数のホスト名を指定することもできます。

なお,エージェントレス接続先定義に登録されたホスト名と部品プロパティに指定されたホスト名の対応をチェックする際,大文字・小文字は区別しません。

範囲指定

全指定

IPv4

単一指定

xxx.xxx.xxx.xxx

xxx.xxx.xxx.xxxのIPアドレスを示します。

xxx

0以上255以下の数字です。

.

数字の区切りを示す記号です。

範囲指定

xxx.xxx.xxx.aaa-bbb

xxx.xxx.xxx.aaaからxxx.xxx.xxx.bbbまでのIPアドレスを示します。

xxx

0以上255以下の数字です。

.

数字の区切りを示す記号です。

aaa

0以上255以下の数字です。

-

範囲指定を表すための記号です。

bbb

aaa+1以上255以下の数字です。

全指定

*

すべてのIPアドレスを示します。

IPv6

単一指定

RFC2373に従ったユニキャストアドレスで指定できます。

範囲指定

RFC2373に従ったネットワークプレフィックスで範囲を指定できます。

全指定

*

すべてのIPアドレスを示します。

表6‒6 IPv4での指定例

指定例

説明

192.168.1.5

192.168.1.5のIPアドレスを示します。

192.168.1.1-255

192.168.1.1から192.168.1.255までのIPアドレスを示します。

192.168.1.5-15

192.168.1.5から192.168.1.15までのIPアドレスを示します。

*

すべてのIPアドレスを示します。