Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation 構築ガイド 


1.3.1 JP1/AOを新規インストールする手順

日立統合インストーラまたはHitachi PP Installerから,インストールします。

事前作業

前提条件の確認など,JP1/AOをインストールする前に必要な作業を実施します。

JP1/AOを新規インストールするには:

  1. 提供媒体をセットし,日立統合インストーラまたはHitachi PP Installerを実行します。

    Hitachi PP Installerの使用方法については,「1.3.2 Hitachi PP Installerを使用する手順」を参照してください。Hitachi PP Installerでのインストールが完了したら,手順8以降を実施してください。

  2. ウィザードに従って設定を進めます。

    • JP1/AOのインストール先フォルダを指定します。

  3. これまでにウィザードで設定した情報が表示されるため,内容を確認します。

    必要に応じて[設定編集]ボタンをクリックして,次の項目を変更します。

    • データベースの格納先フォルダ

    • JP1/AOサーバのIPアドレスまたはホスト名

    • JP1/AOサーバのポート番号

    • バックアップの実行有無およびバックアップ先フォルダ

      インストール中の障害に備え,JP1/OAまたはHitachi Command Suite製品と共有しているデータベースのバックアップの実行有無,およびバックアップ先フォルダを設定します。この項目は,JP1/OAまたはHitachi Command Suite製品がすでにインストールされている場合だけ設定が必要です。

  4. [インストール]ボタンをクリックして,JP1/AOのインストールを開始します。

    JP1/AOのインストールが完了すると,JP1/AO - Contentsのインストールウィザードが表示されます。

  5. JP1/AO - Contentsのインストール先フォルダを指定します。

  6. これまでにウィザードで設定した情報が表示されるため,内容を確認します。

  7. [インストール]ボタンをクリックして,JP1/AO - Contentsのインストールを開始します。

  8. Windowsの場合,ポート番号にデフォルト値以外を入力したときは,ポート番号の変更手順を実施します。

  9. インストール完了後,hcmds64srvコマンドにstartオプションを指定して実行し,JP1/AOのサービスを開始します。

  10. Adminロールを持つユーザーでimportservicetemplateコマンドを実行して,JP1/AO - Contentsが提供するサービステンプレートをJP1/AOにインポートします。

注※

Hitachi PP Installerの場合,インストールウィザードは表示されません。また,JP1/AOをインストールすると,JP1/AO - Contentsも同時にインストールされます。

重要
  • Linuxの場合,インストール先にはシンボリックリンクを指定しないでください。シンボリックリンクを指定した場合,インストールに失敗します。

  • インストールを中断した場合,空のフォルダが作成されていることがあります。作成された空のフォルダは手動で削除してください。

  • 共通コンポーネントのインストールに失敗し,再度インストールする場合,前回のインストール先と異なるインストール先は指定できません。異なるインストール先を指定した場合でも,前回のインストール先に自動的にインストールされます。

作業結果