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JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation 導入・設計ガイド 


2.2 自動化した運用手順を監視するための機能

自動化した運用手順の監視に必要な主な機能を紹介します。

図2‒3 運用手順の監視の流れ

[図データ]

サービスおよびタスクの統計情報を把握できる画面 - ダッシュボード

運用に問題点がないかを一目で把握するため,サービスやタスクの状態を俯瞰できるダッシュボードを提供しています。

サービスについては,失敗回数の多いサービス,実行回数の多いサービスの情報が表示されます。そのため,問題点のあるサービスを早期に特定でき,対処への初動を早めることができます。

タスクについては,ユーザーによる対処が必要なタスクや,ログインユーザーが管理しているタスクの状態が表示されます。JP1/AOにログインしたあとは,ダッシュボードを確認するだけで,対処が必要なタスクを特定できます。

また,頻繁に実行するサービスをお気に入りとして登録すると,ダッシュボードからサービスを実行できるようになります。

処理状況が把握できるタスク一覧とステップごとの進捗が把握できる詳細画面 - タスクの管理

処理状況が一目で把握できるタスク一覧や,ステップごとの進捗を把握したり,タスクログを出力したりできる詳細画面を提供しています。状況に応じて後続の処理をユーザーが選択できる部品(ユーザー応答待ち部品)を使用すれば,処理の途中でユーザーによる判断が必要となったタスクに必要な情報を入力することもできます。

タグによるタスクの検索 - タグの管理

サービスに設定したタグが,タスクに引き継がれます。このタグを利用することで,目的のタスクを検索できます。