4.2 JP1/IMのイベント通知で問題を認識する
アプリケーションの問題は,JP1/IMで発行されるJP1イベントをきっかけに認識します。イベントのメッセージだけで解決しない場合,イベントの詳細を分析して問題の要因を特定します。このマニュアルでは,JP1/IMで発行されるイベントを基にJP1/OAで問題のあるアプリケーションを認識する流れで説明します。
前提条件
JP1/AJS3 - Managerでジョブネット異常終了のイベントが発行されたケースを例に説明します。
操作手順
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JP1/IMで発行されたイベントの内容を確認し,問題があると思われるアプリケーションを認識します。
このマニュアルでは,通知イベントの内容から,JP1/AJS3 - Manager(アプリケーション名はAJSM-HOST01)に関連するアプリケーションに問題があると推測します。
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アプリケーションの分析を開始するために,JP1/OAにログインします。
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[分析]タブをクリックします。
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[分析]画面のテキストボックスに,問題があると思われるアプリケーション名を入力します。
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種別のプルダウンから[アプリケーション]を選択し[検索]ボタンをクリックします。
該当するアプリケーションが検索結果として表示されます。
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検索結果の中から,分析対象のアプリケーションを選択します。
アプリケーション名,アプリケーションタイプ,コンシューマー名など,表示されている情報を参照して分析対象のアプリケーションに間違いがないか確認します。
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[E2Eビューを表示]をクリックします。
選択したアプリケーションに関連するIT基盤システムの構成要素が[E2Eビュー]画面に表示されます。
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[E2Eビュー]画面で問題の個所を確認します。
- メモ
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JP1/IMと連携して,JP1イベントからJP1/OAの画面を直接呼び出すことができます。詳しくは,「付録A もっと使いこなすには?」参照してください。
次の作業
[E2Eビュー]画面でイベントを分析して問題のある構成要素を特定します。