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JP1 Version 11 JP1/Data Highway - Automatic Job Executor


6.5.1 JP1/DH - AJE(ジョブ定義プログラム)のトラブル

JP1/DH - AJE(ジョブ定義プログラム)で発生するおそれのあるトラブルのケースと,トラブルの回復方法を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) JP1/AJS3 - ViewにDHカスタムジョブのアイコンが出てこない

要因
  1. JP1/AJS3のバージョンが10-00より低いバージョンであり,DHカスタムジョブアイコンファイルをJP1/AJS3 - View以下のフォルダへコピーしていない。

  2. カスタムジョブ登録情報のクラス名がWindowsの場合「DHAJEW」,Linuxの場合「DHAJEL」となっていない。

対策

次の対策をしたあと,再度JP1/AJS3 - Viewにログインしてください。

  1. DHカスタムジョブアイコンファイルをJP1/AJS3 - View以下のフォルダへコピーしてください。詳細は,「3.4 DHカスタムジョブの登録」を参照してください。

  2. カスタムジョブ登録情報のクラス名がWindowsの場合「DHAJEW」,Linuxの場合「DHAJEL」となっていることを確認してください。

(2) JP1/AJS3 - Viewからジョブ定義プログラムが起動しない

要因
  1. 環境設定ファイルの内容に誤りがある。

  2. 環境設定ファイルが存在しない。

  3. JP1/AJS3 - Viewの実行ユーザが環境設定ファイルの読み込み権限を持っていない。

  4. メモリ不足が発生している。

  5. 〈Windowsシステムドライブ〉\tempの空き容量が不足している。

  6. JP1/AJS3-Viewを使用しているOSユーザが〈Windowsシステムドライブ〉\tempへの書き込み権限または読み込み権限を持っていない。

  7. カスタムジョブ登録時の定義プログラムの指定が誤っている。

対策

次の対策をしたあと,詳細定義-[Custom Job]画面で[キャンセル]ボタンを押して,詳細定義-[Custom Job]画面を閉じ,再度カスタムジョブの定義を実施してください。

  1. 環境設定ファイルの内容に誤りがないか確認してください。

  2. 環境設定ファイルが存在しない場合,テンプレートファイルを用いて環境設定ファイルを作成し,運用に合わせて内容を変更してください。

  3. JP1/AJS3 - Viewの実行ユーザが環境設定ファイルを読み込めるようにしてください。

  4. 不要なプロセスを停止し,メモリ不足を解消してください。

  5. 〈Windowsシステムドライブ〉\tempの空き容量を増やしてください。

  6. JP1/AJS3-Viewを使用しているOSユーザが〈Windowsシステムドライブ〉\tempへファイルを作成またはファイルを読み込みできるようにしてください。

  7. カスタムジョブ登録時の定義プログラムの指定を見直してください。詳細は「3.4 DHカスタムジョブの登録」を参照してください。

(3) DHカスタムジョブの登録(更新)でエラーが発生する

要因
  1. メモリ不足が発生している。

  2. 〈Windowsシステムドライブ〉\tempの空き容量が不足している。

  3. JP1/AJS3-Viewを使用しているOSユーザが〈Windowsシステムドライブ〉\tempへの書き込み権限を持っていない。

対策
  1. 不要なプロセスを停止し,メモリ不足を解消してください。

  2. 〈Windowsシステムドライブ〉\tempの空き容量を増やしてください。

  3. JP1/AJS3-Viewを使用しているOSユーザが〈Windowsシステムドライブ〉\tempへファイルを作成できるようにしてください。

(4) DHカスタムジョブの読み込みでエラーが発生する

要因
  1. メモリ不足が発生している。

  2. JP1/AJS3-Viewを使用しているOSユーザが〈Windowsシステムドライブ〉\tempへの読み込み権限を持っていない。

対策
  1. 不要なプロセスを停止し,メモリ不足を解消してください。

  2. JP1/AJS3-Viewを使用しているOSユーザが〈Windowsシステムドライブ〉\temp以下のファイルを読み込むことができるようにしてください。