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JP1 Version 11 JP1/Data Highway - Automatic Job Executor


3.4 DHカスタムジョブの登録

DHカスタムジョブをJP1/AJS3 - Viewへ登録する手順を次に示します。

JP1/DH - AJE(ジョブ実行プログラム)が,Windowsの場合とLinuxの場合で登録する内容が異なります。

Windowsの場合

管理クライアントにおいて,JP1/AJS3 - ViewにDHカスタムジョブを登録する必要があります。管理クライアントが複数存在する場合,この作業はすべての管理クライアントで実施してください。

  1. Windowsの[スタート]メニューから,[プログラム]-[JP1/AJS3 - View]-[カスタムジョブ登録]を選択すると,[カスタムジョブの登録]ダイアログボックスが表示されます。

  2. [カスタムジョブの登録]ダイアログボックスにおいて,[新規登録]ボタンを押します。[カスタムジョブ登録情報]画面が表示されます。

  3. [カスタムジョブ登録情報]画面の各項目に,次の情報を入力します。

    表3‒7 [カスタムジョブ登録]画面の項目への入力内容(Windowsの場合)

    項目

    入力内容

    名前

    DHカスタムジョブの名称「DHAJEW」を指定します。なお,任意の名称も8バイト以内で指定できます。

    コメント

    任意の文字列を40バイト以内で指定します。新規にジョブを作成したときの,ジョブのデフォルト名称となります。なお,省略した場合は,名前に指定した値が,ジョブのデフォルト名称となります。

    定義プログラム

    管理クライアント上のJP1/DH - AJE(ジョブ定義プログラム)を絶対パスで指定します。

    例:管理クライアント上の<定義プログラムのインストール先フォルダ>\bin\dhajed.exe

    実行プログラム

    実行サーバ上のJP1/DH - AJE(ジョブ実行プログラム)を絶対パスで指定します。

    例:実行サーバ上の<実行プログラムのインストール先フォルダ>\bin\dhajee.exe

    バージョン

    0600(固定値)を指定します。

    クラス名

    DHAJEW(固定値)を指定します。

    ジョブ種別

    [PCジョブ]を指定します。

    補足説明
    • JP1/DH - AJE(ジョブ実行プログラム)を複数のデータ送受信クライアントにインストールし,かつJP1/DH - AJE(ジョブ実行プログラム)のインストールパスが各データ送受信クライアント上で異なる場合,項目「実行プログラム」の指定値として,JP1/AJS3の環境設定パラメータ[{JP1_DEFAULT|倫理ホスト名}\JP1NBQAGENT\Variable]を用いることで,指定できます。詳細は,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド ジョブ実行時のワークパスを変数として定義する」を参照してください。

    注意
    • 「バージョン」「クラス名」に固定値以外を設定した場合,JP1/AJS3 - Viewのジョブ定義画面で,DHカスタムジョブのアイコンが表示されません。

    • カスタムジョブの登録で,Windows版のDHカスタムジョブを2個以上登録しないでください。2個以上登録した場合,不整合が生じ,ジョブが実行できないおそれがあります。

  4. [OK]ボタンを押します。

  5. 管理クライアントにインストールされているJP1/AJS3 - Viewのバージョンが10-00より低いバージョンの場合,Windows版のDHカスタムジョブアイコンファイルをJP1/AJS3 - Viewのカスタムジョブイメージフォルダにコピーします。JP1/AJS3 - Viewのバージョンが10-00以降であれば,この作業は必要ありません。

    • DHカスタムジョブアイコンファイル

      管理クライアント上の<定義プログラムのインストール先フォルダ>\custom\CUSTOM_PC_DHAJEW.gif

    • JP1/AJS3 - Viewのコピー先フォルダ

      <JP1/AJS3 - Viewのインストールフォルダ>\image\custom

  6. 登録したJP1/DH - AJEのカスタムジョブを確認します。JP1/AJS3 - Viewの[ジョブネットエディタ]画面を表示して,アイコンリストの[カスタムジョブ]タブを選択します。登録したカスタムジョブのアイコン[[図データ]]が表示されていることを確認してください。

Linuxの場合

管理クライアントにおいて,JP1/AJS3 - ViewにDHカスタムジョブを登録する必要があります。管理クライアントが複数存在する場合,この作業はすべての管理クライアントで実施してください。

  1. Windowsの[スタート]メニューから,[プログラム]-[JP1/AJS3 - View]-[カスタムジョブ登録]を選択すると,[カスタムジョブの登録]ダイアログボックスが表示されます。

  2. [カスタムジョブの登録]ダイアログボックスおいて,[新規登録]ボタンを押します。[カスタムジョブ登録情報]画面が表示されます。

  3. [カスタムジョブ登録情報]画面の各項目に,次の情報を入力します。

    表3‒8 [カスタムジョブ登録]画面の項目への入力内容(Linuxの場合)

    項目

    入力内容

    名前

    DHカスタムジョブの名称「DHAJEL」を指定します。なお,任意の名称も8バイト以内で指定できます。

    コメント

    任意の文字列を40バイト以内で指定します。新規にジョブを作成したときの,ジョブのデフォルト名称となります。なお,省略した場合は,名前に指定した値が,ジョブのデフォルト名称となります。

    定義プログラム

    管理クライアント上のJP1/DH - AJE(ジョブ定義プログラム)を絶対パスで指定します。

    例:管理クライアント上の<定義プログラムのインストール先フォルダ>\bin\dhajed.exe

    実行プログラム

    実行サーバ上のJP1/DH - AJE(ジョブ実行プログラム)を絶対パスで指定します。

    /opt/jp1dh/aje/ajee/bin/dhajee.sh

    バージョン

    0600(固定値)を指定します。

    クラス名

    DHAJEL(固定値)を指定します。

    ジョブ種別

    [PCジョブ]を指定します。

    注意
    • 「バージョン」「クラス名」に固定値以外を設定した場合,JP1/AJS3 - Viewのジョブ定義画面で,DHカスタムジョブのアイコンが表示されません。

    • カスタムジョブの登録で,Linux版のDHカスタムジョブを2個以上登録しないでください。2個以上登録した場合,不整合が生じ,ジョブが実行できないおそれがあります。

  4. [OK]ボタンを押します。

  5. 管理クライアントにインストールされているJP1/AJS3 - Viewのバージョンが10-00より低いバージョンの場合,Linux版のDHカスタムジョブアイコンファイルをJP1/AJS3 - Viewのカスタムジョブイメージフォルダにコピーします。JP1/AJS3 - Viewのバージョンが10-00以降であれば,この作業は必要ありません。

    • DHカスタムジョブアイコンファイル

      管理クライアント上の<定義プログラムのインストール先フォルダ>\custom\CUSTOM_PC_DHAJEL.gif

    • JP1/AJS3 - Viewのコピー先フォルダ

      <JP1/AJS3 - Viewのインストールフォルダ>\image\custom

  6. 登録したJP1/DH - AJEのカスタムジョブを確認します。JP1/AJS3 - Viewの[ジョブネットエディタ]画面を表示して,アイコンリストの[カスタムジョブ]タブを選択します。登録したカスタムジョブのアイコン[[図データ]]が表示されていることを確認してください。