付録B.2 SCHEDULER_SELECTパラメーター(使用するジョブスケジューラを選択する)
形式
#-adsh_conf SCHEDULER_SELECT {AJS | OTHER}
機能
使用するジョブスケジューラを選択します。
ジョブコントローラは,JP1/AJS以外のジョブスケジューラからもジョブを実行できます。ただし,JP1/Advanced Shellが提供する一部の機能を使用できません。使用できない機能,および注意事項については,「付録B.3 JP1/AJS以外のジョブスケジューラから起動する際の注意事項」を参照してください。
JP1/AJS以外のジョブスケジューラを使用してジョブを実行する場合は,オペランドにOTHERを指定してください。JP1/AJSをジョブスケジューラとして使用する場合,またはジョブスケジューラを使用しない場合はオペランドにAJSを指定してください。
なお,このパラメーターの指定を省略すると,ジョブコントローラはAJSが指定されたと解釈して動作します。
オペランド
- AJS
-
次のどれかの場合は,AJSを指定してください。
-
ジョブスケジューラとしてJP1/AJSを使用する。
-
ジョブスケジューラを使用しない。
-
- OTHER
-
JP1/AJS以外のジョブスケジューラを使用する場合は,OTHERを指定してください。
注意事項
-
オペランドにOTHERを指定しても,環境変数AJS_BJEX_STOPの値がTERMの場合,JP1/AJSを使用すると判断します。オペランドにOTHERを指定する場合は,環境変数AJS_BJEX_STOPの定義を無効にしてください。
-
ルートジョブと子孫ジョブで同じオペランドを指定してください。
-
システム環境ファイルとジョブ環境ファイルの両方にこのパラメーターが定義されていた場合,ジョブ環境ファイルでの定義が有効になります。
-
このパラメーターを同一の環境ファイルで同一のホストに対して複数定義した場合,パラメーターエラーとなります。