Hitachi

JP1 Version 11 JP1/Advanced Shell 


10.3.35 getJsonValue(JSONデータの名前に対応する値の取得)

形式

getJsonValue  [-e 文字コード]  名前  [ファイルパス名]

機能

引数に指定されたJSONファイルから名前を検索し,完全一致したすべての名前に対応する値を出力します。

引数

-e 文字コード
Windows版

JSONファイルの文字コードを指定します。指定できる値は「SJIS」または「UTF8」です。このオプションを指定しない場合,文字コードをUTF8として扱います。

UNIX版

JSONファイルの文字コードを環境変数LANGの値の形式で指定します。指定できる値は,「2.2.4 JP1/Advanced Shellを使用するときのエンコーディング」を参照してください。

このオプションを指定しない場合,JP1/Advanced Shellが動作する環境の環境変数LANGの値の形式で文字コードを指定したと仮定します。

例えば,AIXで文字コードUTF-8のJSONファイルを扱う場合,-eオプションに「JA_JP」または「JA_JP.UTF-8」を指定します。

名前

検索する名前を指定します。

ファイルパス名

JSONファイルのパスを指定します。ファイルパス名を指定しない場合,標準入力から入力します。

標準出力への出力

JSONデータの名前に対応する値。

終了コード

終了コード

意味

0

正常終了

1以上

エラー終了

注意事項

使用例

JSONデータ(data.json)
{ "city": [
    { "name":"Yokohama", "id":"0001", "value":{ "A":200, "B":100 } },
    { "name":"Kawasaki", "id":"0002", "value":{ "A":100, "B":300 } }
  ]
}

getJsonValue name data.json
# 以下の内容が出力される。
"Yokohama"
"Kawasaki"

getJsonValue -e SJIS value data.json
# 以下の内容が出力される。
{ "A":200, "B":100 }
{ "A":100, "B":300 }