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JP1 Version 11 JP1/Advanced Shell 


10.3.33 getCsvColumn(CSVデータの空白行を意識したカラム取得)

形式

getCsvColumn  [-c カラム] [-d] [ファイルパス名]

機能

引数に指定されたCSVファイルのカラムを出力します。

引数

-c カラム

指定したカラムのデータを出力します。カラムには1以上の数値を指定します。このオプションを指定しない場合,すべてのカラムのデータを出力します。

-d

空白行を削除して出力します。

ファイルパス名

CSVファイルのパスを指定します。ファイルパス名を指定しない場合,標準入力から入力します。

入力できるCSVデータのサイズは,100KB以下を対象としています。100KBより大きいサイズのデータを入力すると,ジョブの実行時間が長大化する可能性があります。

終了コード

終了コード

意味

0

正常終了

1以上

エラー終了

注意事項

引数のカラムには1以上の数値を指定できますが,指定できる文字列かどうかのチェックはしません。

使用例

CSVデータ(data.csv)
name,value,id

Yokohama,200,1
Kawasaki,100,2

# 1カラム目のデータを出力する。
getCsvColumn -c 1 data.csv
# 以下の内容が出力される。
name

Yokohama
Kawasaki

# 1カラム目のデータから空白行を削除したデータを出力する。
getCsvColumn -c 1 -d data.csv
# 以下の内容が出力される。
name
Yokohama
Kawasaki

# 1行目を除いたデータから空白行を削除したデータを出力する。
"${ADSH_DIR_CMD}awk" '{if(FNR!=1){print $0}}' data.csv | getCsvColumn -d
# 以下の内容が出力される。
Yokohama,200,1
Kawasaki,100,2