9.3.19 pwdコマンド(カレントディレクトリのパスを出力する)
形式
pwd [-L|-P]
機能
カレントディレクトリのパスを標準出力に出力します。
引数
オプションをすべて指定しなかった場合は,-Lオプションが指定されたときと同じになります。
- -L
カレントディレクトリがシンボリックリンク(実際のファイルパスを格納したファイルを使ってリンクする)を含むパスの場合,シンボリックリンクを解決しない状態でパスを出力します。-Lオプションおよび-Pオプションの両方を指定した場合は,最後に指定したオプションに従います。
- -P
カレントディレクトリがシンボリックリンクを含むパスの場合,シンボリックリンクを解決した状態でパスを出力します。-Lオプションおよび-Pオプションの両方を指定した場合は,最後に指定したオプションに従います。
終了コード
終了コード |
意味 |
---|---|
0 |
正常終了 |
1 |
エラー終了 |
注意事項
Windowsの場合,pwdコマンドを実行するとディレクトリ区切り文字の「/」は「\」で表示されます。
この正規組み込みコマンドは,コマンドの構文を誤ってもコマンドを実行しているシェルは終了しません。
使用例
カレントディレクトリのパスを出力します。
ジョブ定義スクリプトの内容
cd /tmp pwd
実行ジョブのSTDOUTファイルの内容
******** 実行ジョブのSTDOUTファイルの内容 ******** /tmp