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JP1 Version 11 JP1/Advanced Shell 


8.3.1 adshappagentコマンド(アプリケーション実行エージェント起動コマンド)【Windows実行環境限定】

形式

adshappagent [-q] [-c]

機能

アプリケーション実行エージェントを起動し,adshappexecコマンドの実行を監視して,adshappexecコマンドで指定した実行アプリケーションを起動します。

adshappagentコマンドはadshappexecコマンドを実行するユーザー(JP1/BaseのマッピングOSユーザー)ごとに実行する必要があります。

使用するユーザーにはWindowsの管理ツールの[ローカルセキュリティポリシー]-[ローカルポリシー]-[ユーザー権利の割り当て]-[グローバルオブジェクトの作成]権限を付与する必要があります。

セキュリティ上の問題などから「グローバルオブジェクトの作成」権限を有効にできない場合は,「グローバルオブジェクトの作成」権限を有効にできるユーザーでアプリケーション実行エージェント機能を使用してください。

Windowsのスタートアップに登録,解除を画面操作でできる機能も提供します。この機能を使用し,ログオン時に自動的に起動する運用とすることを推奨します。

Windowsの[スタート]メニューから,[すべてのプログラム]−[Advanced Shell]−[アプリケーション実行エージェント]を選択すると,タスクバーの通知領域に[アプリケーション実行エージェント]アイコンが表示されます。

[図データ]

[アプリケーション実行エージェント]アイコンにカーソルを当てると,次のようにアイコンの説明が表示されます。

[図データ]

アイコンは次のように状態が変わります。

[図データ]

(アイコン色 白)実行アプリケーション未起動。

[図データ]

(アイコン色 緑)実行アプリケーション実行中。

[図データ]

(アイコン色 黄)実行アプリケーション強制終了。

起動中の実行アプリケーションの情報を参照する場合は,adshappagentまたはadshappexecコマンドの引数-cを使用してください。ジョブ定義スクリプト内などからは情報を取得できません。

引数

引数の指定なし

アプリケーション実行エージェントを起動します。

-q

アプリケーション実行エージェントを終了します。

クラスタ連携の系切り替えをする場合など,アプリケーション実行エージェントを終了させる場合,この引数を使用します。

-c

アプリケーション実行エージェント機能共有メモリの内容を標準出力に出力します。

この引数はadshcollectコマンドで使用します。

使用する場合にはファイルにリダイレクトする必要があります。

コンソールには表示しません。

また,取得する情報はログインユーザーごとの情報であり,実行したログインユーザーで取得する必要があります。

終了コード

終了コード

意味

0

正常終了

0以外

エラー終了

注意事項