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JP1 Version 11 JP1/Advanced Shell 


7.3.13 COMPATIBLE_CMD_EXECパラメーター(外部コマンドの起動方法を定義する)【Windows限定】

形式

#-adsh_conf COMPATIBLE_CMD_EXEC V10

機能

このパラメーターは互換性維持を目的としています。次の条件を満たすユーザーは定義が必要かどうか検討してください。

このパラメーターを定義することで外部コマンドの起動方法を選択できます。

JP1/Advanced Shellは11-00で外部コマンドの起動方法を変更しています。ただし,この変更によって,外部コマンドによってはJP1/Advanced Shell 11-00より前のバージョンでは正常終了していたコマンドがエラー終了する場合があります。

11-00より前のバージョンで作成したジョブ定義スクリプトの内容は変更しないで,外部コマンドを11-00より前のバージョンとの互換性を保持した方式で起動したい場合は,オペランドにV10を指定し,このパラメーターを環境ファイルに指定することを推奨します。

これによって11-00より前のバージョンと同じ方式で外部コマンドを起動します。オペランドにV10を指定した場合,外部コマンド実行時に次の処理をします。

COMPATIBLE_CMD_EXECパラメーターにV10を指定した場合の動作
  • 引数内の"(ダブルクォーテーション)の前の「\」を「\\」に変換する。

  • 引数内の"(ダブルクォーテーション)の前の「\」を付与する。

  • 引数を"(ダブルクォーテーション)で囲む。

上記の処理をスキップしたい場合,commandコマンドに-wオプションを指定して,外部コマンドを起動してください。

ただし,commandコマンドに-wオプションを指定して外部コマンドを起動した場合は,11-00より前のバージョンとの互換性を保持した方式で外部コマンドを起動します。

オペランド

V10

上記の処理をし,11-00より前のバージョンとの互換性を保持した方法で外部コマンドを起動します。

注意事項