6.2.23 変数の値を表示する(printコマンド)
ジョブ定義スクリプト内の変数の値を表示するコマンドは,printコマンドです。引数に変数名を指定することで,その変数の値を表示できます。printコマンドの短縮形は"p"です。printコマンドの形式を次に示します。
print 変数名
printコマンドを実行した場合の動作を次に示します。
- printコマンドの後ろに引数を指定した場合
変数が定義されているときは,指定した変数の値を表示します。表示形式を次に示します。
変数値
変数値:指定した変数の値です。値がない場合,<No value>と表示します。
変数が定義されていないときは,エラーメッセージが出力されます。
- printコマンドの後ろに引数を指定しない場合
エラーメッセージが出力されます。
- 注意事項
runコマンドによるジョブ定義スクリプト実行中以外では,変数情報が設定されていないため,エラーとなります。
変数名に配列を指定する場合は,要素ごとに指定します。
変数名の指定に$を付けないでください。
- 使用例
- 変数「a」の値を表示する場合
(adshdb) print a
- 変数「b[1]」(配列)の値を表示する場合
(adshdb) print b[1]
- 変数「c[0][1]」(2次元配列)の値を表示する場合
-
(adshdb) print c[0][1]