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JP1 Version 11 JP1/Advanced Shell 


6.2.23 変数の値を表示する(printコマンド)

ジョブ定義スクリプト内の変数の値を表示するコマンドは,printコマンドです。引数に変数名を指定することで,その変数の値を表示できます。printコマンドの短縮形は"p"です。printコマンドの形式を次に示します。

print 変数名

printコマンドを実行した場合の動作を次に示します。

printコマンドの後ろに引数を指定した場合

変数が定義されているときは,指定した変数の値を表示します。表示形式を次に示します。

変数値
  • 変数値:指定した変数の値です。値がない場合,<No value>と表示します。

変数が定義されていないときは,エラーメッセージが出力されます。

printコマンドの後ろに引数を指定しない場合

エラーメッセージが出力されます。

注意事項
  • runコマンドによるジョブ定義スクリプト実行中以外では,変数情報が設定されていないため,エラーとなります。

  • 変数名に配列を指定する場合は,要素ごとに指定します。

  • 変数名の指定に$を付けないでください。

使用例
変数「a」の値を表示する場合
(adshdb) print a
変数「b[1]」(配列)の値を表示する場合
(adshdb) print b[1]
変数「c[0][1]」(2次元配列)の値を表示する場合
(adshdb) print c[0][1]