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JP1 Version 11 JP1/Advanced Shell 


6.2.18 シグナル情報を表示する(info signalsコマンド)

シグナルの情報を表示するコマンドは,info signalsコマンドです。info signalsコマンドの短縮形は"i si"です。info signalsコマンドの形式を次に示します。

info signals[ シグナル名| シグナル番号

引数にシグナル名またはシグナル番号を指定すると,対応するシグナルの情報を表示します。引数を省略すると,すべてのシグナルの情報を表示します。表示形式を次に示します。

Num  Signal       Stop  Print
シグナル番号   シグナル名  Yes/No   Yes/No
…

info signalsコマンドを実行した場合の動作を次に示します。

info signalsコマンドの後ろに引数を指定しない場合

すべてのシグナルの情報を表示します。

info signalsコマンドの後ろに引数を指定した場合
  • シグナル番号

    シグナル番号が存在するときは,指定した番号のシグナルの情報を表示します。

    シグナル番号が存在しないときは,エラーメッセージが出力されます。

  • シグナル名

    シグナル名が存在するときは,指定したシグナルの情報を表示します。

    シグナル名が存在しないときは,エラーメッセージが出力されます。

  • Stop

    Yes:Signalで示すシグナルを受信した場合に,実行中のジョブ定義スクリプトを停止します。

    No:Signalで示すシグナルを受信しても,実行中のジョブ定義スクリプトを停止しません。

    シグナル受信時の動作については,「3.11.2 シグナル受信時の動作【UNIX限定】」を参照してください。

  • Print

    Yes:Signalで示すシグナルを受信した場合に,シグナル受信のメッセージを表示します。

    No:Signalで示すシグナルを受信しても,シグナル受信のメッセージを表示しません。

注意事項
  • 番号の指定は0以上の整数に限定します。先頭に「+」は付けません。それ以外を入力した場合,エラーメッセージが出力されます。

  • 番号としてint型の範囲を超えた数値を指定した場合,int型の上限値に丸めて扱います。

出力例

シグナルの情報を表示します。

Num  Signal       Stop  Print
1    SIGHUP       No    No
2    SIGINT       Yes   Yes