Hitachi

JP1 Version 11 JP1/Advanced Shell 


3.2.5 バッチジョブ起動後のジョブコントローラの処理

バッチジョブは,ジョブコントローラのプロセスとして実行されます。ジョブコントローラの起動方法は次のとおりです。

ジョブを起動したあと,ジョブコントローラは,次のようにジョブを処理します。

  1. ジョブコントローラが,バッチジョブを起動するオプションおよびJP1/Advanced Shellの環境ファイルを解析する。

  2. ジョブコントローラは,入力されたジョブ定義スクリプトファイルを初期段階で解析する。この解析処理では,コマンドを実行しないで,構文の解析とジョブの情報を格納するテーブルの作成を行う。

  3. ジョブコントローラのジョブ実行制御が,ジョブ定義スクリプトファイルを解析して実行する。

  4. スクリプト拡張コマンドで使用するファイル管理機能では,通常ファイル,一時ファイルおよびプログラム出力データファイルの割り当て・解放を行う。

  5. スクリプト拡張コマンドに指定されたシェル変数・環境変数では,ジョブステップの終了コードをシェル変数に格納したり,ジョブの情報を環境変数に設定したりして,ユーザープログラムから参照できるようにする。

WindowsまたはUNIXの実行環境では,ジョブ定義スクリプトを解析して実行します。ジョブ定義スクリプトの作成の詳細については,「4. JP1/Advanced Shell - Developerを使用する【Windows限定】」および「5. ジョブ定義スクリプトの作成」を参照してください。