3.1.3 UNIXジョブでバッチジョブを定義する
UNIXジョブでJP1/Advanced Shellのバッチジョブを定義する場合に必要な項目について示します。
スクリプトファイル名
[詳細定義-[UNIX Job]]ダイアログボックスの[定義]タブの「スクリプトファイル名」,またはユニット定義ファイルの「sc="スクリプトファイル名"」に,adshexecコマンドのパスを指定します。
/opt/jp1as/bin/adshexec
また,1行目に#!で開始するadshexecコマンドのパス(例:#!/opt/jp1as/bin/adshexec)を記述し,実行権限を付与したジョブ定義スクリプトファイルのパスを指定することもできます。
ジョブ定義スクリプトファイルのパス
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コマンド文
[詳細定義-[UNIX Job]]ダイアログボックスの[定義]タブの「コマンド文」,またはユニット定義ファイルの「te="コマンドテキスト"」に,コマンドテキストの一部として「スクリプトファイル名」と同様の方法でadshexecコマンドのパス,またはジョブ定義スクリプトファイルのパスを指定できます。コマンド文で定義したジョブをJP1/AJSで強制終了した場合,次の制限があります。
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強制終了の操作をするタイミングによっては,JP1/AJS-Viewからジョブ実行ログやジョブの標準エラー出力の内容を参照できないことがあります。この場合,ジョブ実行ログについては,スプールジョブディレクトリを参照することで内容を確認できます。
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ジョブ実行ログに出力されるジョブの終了コードは143ですが,JP1/AJS - Viewから参照できるジョブの終了コードは-1になります。
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パラメーター
[詳細定義-[UNIX Job]]ダイアログボックスの[定義]タブの「パラメーター」,またはユニット定義ファイルの「prm="パラメーター"」に,adshexecコマンドのオプション,ジョブ定義スクリプトファイル名,および実行時パラメーターを指定します。
スクリプトファイル名にジョブ定義スクリプトファイル名を指定した場合は,実行時パラメーターだけを指定します。
環境変数
[詳細定義-[UNIX Job]]ダイアログボックスの[定義]タブの「環境変数」,またはユニット定義ファイルの「env="環境変数"」に,次の内容を指定します。
AJS_BJEX_STOP=TERM
JP1/Advanced Shellのバッチジョブとしての指定例を次の図に示します。この例では,「スクリプトファイル名」にadshexecコマンド,およびジョブ定義スクリプトファイルパスを指定しています。