4.2.4 JP1/AJS3のサービスの自動起動および自動終了の設定
システムの起動・終了時に,JP1/AJS3サービスを自動的に起動・終了できます。
なお,OSの起動を最優先したい場合や,オペレーターが直接JP1/AJS3を起動させたい場合には,自動起動の設定をしないようにしてください。
- Windowsの設定方法
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デフォルトではJP1/Baseの起動管理機能が有効になっているため,JP1/AJS3のサービスが自動的に起動します。起動管理機能の使用をやめる場合は,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」のサービスの起動および終了順序の設定の説明を参照して,設定を無効にしてください。
なお,サービスの起動および終了順序を設定する起動順序定義ファイル(JP1SVPRM.DAT)では,次に示すセクションでJP1/AJS3サービスおよびJP1/AJS3 Mailサービスについて設定できます。デフォルトの名称は「JP1/AJS2」ですが,このままの設定で「JP1/AJS3」の設定として有効です。
- JP1/AJS3サービスの設定
[Jp1AJS2] Name=JP1/AJS2 ServiceName=JP1_AJS2 StopCommand=jajs_spmd_stop.exe
- JP1/AJS3 Mailサービスの設定
[Jp1AJS2MAIL] Name=JP1/AJS2 Mail ServiceName=JP1_AJS2_Mail
- UNIXの設定方法
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自動起動および自動終了の設定方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 15.7.1 JP1/AJS3サービスの自動起動および自動終了の設定」を参照してください。
- 注意事項
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Windowsのシャットダウンは,JP1/AJS3の停止完了を待ちません。JP1/AJS3の稼働中にシャットダウンを実行すると,JP1/AJS3のデータファイルが壊れるなどの問題が発生するおそれがあります。Windowsのシャットダウンを手動で実行する場合は,JP1/Power Monitorの電源制御コマンド(aompwconコマンド)を実行してください。JP1/Power Monitorをインストールしないで手動でシャットダウンを実行する場合は,JP1/AJS3のサービスを手動で停止したあとにシャットダウンを実行してください。
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PCジョブおよびフレキシブルジョブにOSのシャットダウンコマンドを登録して実行しないでください。ジョブの自動運用でOSをシャットダウンしたい場合は,JP1/Power Monitorをインストールし,アクションジョブのローカル電源制御ジョブを実行する運用を検討してください。
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