2.6.2 JP1/AJS3のデータベース構成
JP1/AJS3のデータベース構成を次の図に示します。
JP1/AJS3のデータベースの種類や種別,および格納されている情報を次の表に示します。
データベースの種類 |
データベースに格納されている情報 |
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スケジューラーデータベース |
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エージェント管理データベース |
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QUEUEジョブ,サブミットジョブ用データベース※ |
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- 注※
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ISAMデータベースを使用します。ISAMは,JP1/Baseに標準で添付されています。
JP1/AJS3には,ジョブ(PCジョブ・UNIXジョブ・QUEUEジョブ)の実行を依頼する機能が複数(スケジューラーサービス,サブミットジョブ実行制御のコマンド(jpqjobsubコマンドなど))あります。
スケジューラーサービスでは,ジョブネットの定義情報,および実行状態・結果をスケジューラーデータベースで管理しています。スケジューラーサービスからジョブネット中のジョブ(PCジョブ・UNIXジョブ・QUEUEジョブ)を実行した場合,スケジューラーサービスからジョブ実行制御にジョブの実行を要求します。このとき,ジョブの実行状態・結果は,スケジューラーデータベースで管理します(QUEUEジョブはQUEUEジョブ,サブミットジョブ用データベースでも管理します)。スケジューラーデータベースは,ジョブの状態が変わったときに状態を更新します。
jpqjobsubコマンドを使用してジョブの実行を依頼した場合には,スケジューラーサービスを経由しないで,直接ジョブの実行をサブミットジョブ実行制御に依頼します。ジョブの実行状態・結果は,エージェント,キュー,および排他実行リソースの構成定義情報とともにQUEUEジョブ,サブミットジョブ用データベース上で管理します。QUEUEジョブ,サブミットジョブ用データベースについては,「7.1.3 QUEUEジョブ,サブミットジョブ用データベースについて検討する」を参照してください。