Hitachi

JP1 Version 11 JP1/Performance Management - Agent Option for HiRDB


1.3.4 RDエリアの稼働状況の監視

RDエリアの未使用セグメント率が低下すると,データを格納することができなくなるおそれがあります。また,RDエリアの状態が”OPEN”以外になると,RDエリアに対する操作を行えなくなるおそれがあります。

このため,RDエリアの稼働状況を監視することは重要です。

〈この項の構成〉

(1) 関連する監視テンプレート

RDエリアの稼働状況を監視するために使用できる監視テンプレートを次の表に示します。

表1‒3 RDエリアの稼働状況を監視するために使用できる監視テンプレート

アラーム

使用レコード

使用フィールド

異常条件

警告条件

Rdarea Space

PI_RDST

未使用セグメントの割合

Free % < 10

Free % < 20

Rdarea Status

PI_RDST

RDエリアの状態

RDAREA Status < D

RDAREA Status < I

Reorg Resource ROT1

PD_ROT1

メンテナンス要否

Maintenance Necessity = “Y”

Maintenance Necessity = “Y”

Reorg Resource ROT2

PD_ROT2

メンテナンス要否

Maintenance Necessity = “Y”

Maintenance Necessity = “Y”

(2) 監視方法

未使用セグメント率の監視

未使用セグメント率は,Rdarea Spaceアラームを使用して監視できます。

RDエリアの状態の監視

RDエリアの状態は,Rdarea Statusアラームを使用して監視できます。

予測レベル1の再編成時期予測機能の実行結果の監視

予測レベル1の再編成時期予測機能の実行結果は,Reorg Resource ROT1アラームを使用して監視できます。

予測レベル2の再編成時期予測機能の実行結果の監視

予測レベル2の再編成時期予測機能の実行結果は,Reorg Resource ROT2アラームを使用して監視できます。

Rdarea SpaceアラームまたはRdarea StatusアラームまたはReorg Resource ROT1アラームまたはReorg Resource ROT2アラームによって異常を検知した場合,次に示す監視テンプレートを使用することでRDエリアの稼働状況を確認できます。

さらに詳細な状況や原因を調査したい場合は,HiRDBやOSが出力するログ,提供コマンドなどを使用してください。