1.3.4 RDエリアの稼働状況の監視
RDエリアの未使用セグメント率が低下すると,データを格納することができなくなるおそれがあります。また,RDエリアの状態が”OPEN”以外になると,RDエリアに対する操作を行えなくなるおそれがあります。
このため,RDエリアの稼働状況を監視することは重要です。
- 〈この項の構成〉
(1) 関連する監視テンプレート
RDエリアの稼働状況を監視するために使用できる監視テンプレートを次の表に示します。
アラーム |
使用レコード |
使用フィールド |
異常条件 |
警告条件 |
---|---|---|---|---|
Rdarea Space |
PI_RDST |
未使用セグメントの割合 |
Free % < 10 |
Free % < 20 |
Rdarea Status |
PI_RDST |
RDエリアの状態 |
RDAREA Status < D |
RDAREA Status < I |
Reorg Resource ROT1 |
PD_ROT1 |
メンテナンス要否 |
Maintenance Necessity = “Y” |
Maintenance Necessity = “Y” |
Reorg Resource ROT2 |
PD_ROT2 |
メンテナンス要否 |
Maintenance Necessity = “Y” |
Maintenance Necessity = “Y” |
(2) 監視方法
- 未使用セグメント率の監視
-
未使用セグメント率は,Rdarea Spaceアラームを使用して監視できます。
- RDエリアの状態の監視
-
RDエリアの状態は,Rdarea Statusアラームを使用して監視できます。
- 予測レベル1の再編成時期予測機能の実行結果の監視
-
予測レベル1の再編成時期予測機能の実行結果は,Reorg Resource ROT1アラームを使用して監視できます。
- 予測レベル2の再編成時期予測機能の実行結果の監視
-
予測レベル2の再編成時期予測機能の実行結果は,Reorg Resource ROT2アラームを使用して監視できます。
Rdarea SpaceアラームまたはRdarea StatusアラームまたはReorg Resource ROT1アラームまたはReorg Resource ROT2アラームによって異常を検知した場合,次に示す監視テンプレートを使用することでRDエリアの稼働状況を確認できます。
-
Rdarea Space Status(4.0)レポート
Rdarea Space Status(4.0)レポートによって,未使用セグメント率,RDエリア内の全セグメント数,RDエリア内の未使用セグメント数などを確認できます。
-
Rdarea Status(4.0)レポート
Rdarea Status(4.0)レポートによって,RDエリアの状態などを確認できます。
-
DB Maintenance Info ROT1(5.0)レポート
DB Maintenance Info ROT1(5.0)レポートによって,予測レベル1の再編成時期予測機能の実行結果を確認できます。
-
DB Maintenance Info ROT2(5.0)レポート
DB Maintenance Info ROT2(5.0)レポートによって,予測レベル2の再編成時期予測機能の実行結果を確認できます。
さらに詳細な状況や原因を調査したい場合は,HiRDBやOSが出力するログ,提供コマンドなどを使用してください。