Hitachi

JP1 Version 11 JP1/Performance Management - Agent Option for HiRDB


1.3.5 HiRDBファイルシステム領域の稼働状況の監視

RDエリア用HiRDBファイルシステム領域の未使用率が低下すると,データを格納することができなくなるおそれがあります。また,作業表用ファイル用のHiRDBファイルシステム領域の最大使用率が大きくなると,SQL文を実行できなくなるおそれがあります。

このため,HiRDBファイルシステム領域の稼働状況を監視することは重要です。

〈この項の構成〉

(1) 関連する監視テンプレート

HiRDBファイルシステム領域の稼働状況を監視するために使用できる監視テンプレートを次の表に示します。

表1‒4 HiRDBファイルシステム領域の稼働状況を監視するために使用できる監視テンプレート

アラーム

使用レコード

使用フィールド

異常条件

警告条件

Rdarea File Space

PI_RDFS

(ユーザー領域中の未使用領域(HiRDBファイルとして割り当てられていない領域)の容量/ユーザー領域の総量)*100

Free % < 10

Free % < 20

Work File

PI_FSST

HiRDBファイルシステム領域で一つのファイルとして確保できる容量の最大値に対する現時点でのユーザー最大使用量の使用率

Peak Usage % >= 90

Peak Usage % >= 80

(2) 監視方法

RDエリア用HiRDBファイルシステム領域の監視

RDエリア用HiRDBファイルシステム領域の未使用率は,Rdarea File Spaceアラームを使用して監視できます。

作業表用ファイル用のHiRDBファイルシステム領域の監視

作業表用ファイル用のHiRDBファイルシステム領域の最大使用率は,Work Fileアラームを使用して監視できます。

Rdarea File SpaceアラームまたはWork Fileアラームによって異常を検知した場合,次に示す監視テンプレートを使用することでHiRDBファイルシステム領域の稼働状況を確認できます。

さらに詳細な状況や原因を調査したい場合は,HiRDBやOSが出力するログ,提供コマンドなどを使用してください。