Basic Information on Database(PD_DBID)
- 〈このページの構成〉
機能
データベース・レベルのデータベース単位の基本情報を格納しています。
デフォルト値および変更できる値
項目 |
デフォルト値 |
設定可否 |
---|---|---|
Collection Interval |
60 |
○ |
Collection Offset |
0 |
○ |
Log |
No |
○ |
LOGIF |
空白 |
○ |
Over 10 Sec Collection Time |
No |
× |
ODBCキーフィールド
なし
ライフタイム
1つ以上のアプリケーションがデータベースに接続しているか,データベースが活動化状態の間。
レコードサイズ
-
固定部:1,038バイト
-
可変部:0バイト
フィールド
PFM - View名 (PFM - Manager名) |
説明 |
要約 |
形式 |
デルタ |
サポートVR |
制約 |
データソース |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Agents Top (AGENTS_TOP) |
アプリケーション・レベルでは,ステートメントの実行時に使用されたエージェントの最大数。データベース・レベルでは,アプリケーション用でのエージェントの最大数。 |
− |
ulong |
No |
すべて |
− |
SQLM_ELM_AGENTS_TOP |
- 詳細説明:
-
照会内並列処理の実現の度合いを示します。
PFM - View名 (PFM - Manager名) |
説明 |
要約 |
形式 |
デルタ |
サポートVR |
制約 |
データソース |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Appl Section Inserts (APPL_SECTION_INSERTS) |
SQL 作業域からのアプリケーションによる SQL セクション挿入数。 |
− |
ulong |
No |
すべて |
− |
SQLM_ELM_APPL_SECTION _INSERTS |
- 詳細説明:
-
実行できるセクションの作業用コピーは,ユニークなSQL作業域に保管されます。このカウンターは,コピーが使用できなかったために挿入が必要だった場合のカウントです。
PFM - View名 (PFM - Manager名) |
説明 |
要約 |
形式 |
デルタ |
サポートVR |
制約 |
データソース |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Appl Section Lookups (APPL_SECTION_LOOKUPS) |
SQL作業域からのアプリケーションによるSQLセクション参照数。 |
− |
ulong |
No |
すべて |
− |
SQLM_ELM_APPL_SECTION _LOOKUPS |
- 詳細説明:
-
個々のエージェントには,実行できるセクションの作業用コピーが保持されるユニークなSQL作業域へのアクセス権があります。パーティション・データベースでは,この作業域はすべての非SMPエージェントに共有されます。SMPエージェントのあるその他の環境では,個々のエージェントにユニークなSQL作業域があります。
このカウンターは,アプリケーションのエージェントによってSQL作業域がアクセスされた回数を示します。このカウンターは,このアプリケーションに関して作動しているエージェント用のSQL作業ヒープすべてに対する,参照回数の累計です。
このエレメントとappl_section_insertsを組み合わせて使用すると,SQL作業域に使用されるヒープのサイズを調整できます。パーティション・データベースでは,このサイズを制御しているのは,app_ctl_heap_sz構成パラメーターです。その他のデータベース環境では,SQL作業域のサイズにはapplheapsz構成パラメーターが使用されます。すべての環境で,SMPエージェント用のSQL作業域のサイズは,applheapszによって制御されます。
PFM - View名 (PFM - Manager名) |
説明 |
要約 |
形式 |
デルタ |
サポートVR |
制約 |
データソース |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Appls Cur Cons (APPLS_CUR_CONS) |
現在データベースに接続されているアプリケーションの数。 |
− |
ulong |
No |
すべて |
− |
SQLM_ELM_APPLS_CUR_CONS |
- 詳細説明:
-
このエレメントを使用して,データベース内の活動レベルおよび使用中のシステム・リソースの量を確認できます。
DB2のマニュアルに記載されているmaxapplesおよびmax_coordagents構成パラメーターの設定値を調整するときに利用できます。例えば,この値がmaxapplesの値と常に同じ場合は,maxapplesの値を増やせます。
詳細については,DB2のマニュアルを参照してください。
PFM - View名 (PFM - Manager名) |
説明 |
要約 |
形式 |
デルタ |
サポートVR |
制約 |
データソース |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Appls In DB2 (APPLS_IN_DB2) |
現在データベースに接続されているデータベース・マネージャが要求を処理中のアプリケーションの数。 |
− |
ulong |
No |
すべて |
− |
SQLM_ELM_APPLS_IN_DB2 |
- 詳細説明:
-
このエレメントを使用すると,このデータベースに接続されているアプリケーションで使用されているデータベース・マネージャーのエージェント・トークンの数がわかります。rem_cons_in_execおよびlocal_cons_in_execの合計がmaxcagents構成パラメーターの値と同じ場合は,DB2のマニュアルの説明に従って,そのパラメーターの値を増やす必要があります。
PFM - View名 (PFM - Manager名) |
説明 |
要約 |
形式 |
デルタ |
サポートVR |
制約 |
データソース |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Coord Agents Top |
同時に動作できるコーディネーター・エージェントの最大数。 |
− |
ulong |
No |
すべて |
− |
SQLM_ELM_COORD_AGENTS _TOP |
(COORD_AGENTS_TOP) |
- 詳細説明:
-
コーディネーター・エージェントの最大値がこのノードのワークロードとして大き過ぎる場合は,maxcagents構成パラメーターを変更することで,トランザクションを同時に実行する数を減らせます。
詳細については,DB2のマニュアルを参照してください。
PFM - View名 (PFM - Manager名) |
説明 |
要約 |
形式 |
デルタ |
サポートVR |
制約 |
データソース |
---|---|---|---|---|---|---|---|
DB Heap Top (DB_HEAP_TOP) |
メモリーの使用量。 |
− |
ulong |
No |
すべて |
− |
SQLM_ELM_DB_HEAP_TOP |
- 詳細説明:
-
このエレメントは,DB2 のバージョン間での互換性を確保するために維持されています。現在は,メモリーの使用量を計算しますが,データベース・ヒープの使用量だけが対象ではありません。
監視対象のDB2がV9.5以降の場合,非推奨項目となり正しい値を収集できません。
PFM - View名 (PFM - Manager名) |
説明 |
要約 |
形式 |
デルタ |
サポートVR |
制約 |
データソース |
---|---|---|---|---|---|---|---|
DB Name (DB_NAME) |
情報が収集されるデータベースの実名またはアプリケーションの接続先でのデータベースの実名。 |
− |
string(9) |
No |
すべて |
− |
SQLM_ELM_DB_NAME |
- 詳細説明:
-
このエレメントを使用すると,データが適用される特定のデータベースを識別できます。
ホストへの接続またはIBM製品でのデータベースサーバへの接続でDB2Connectを使用しないアプリケーションの場合は,このエレメントとdc_pathモニター・エレメントを組み合わせて使用すると,データベースを個別に識別し,モニターが提供する情報の各レベルに関連づけることができます。
PFM - View名 (PFM - Manager名) |
説明 |
要約 |
形式 |
デルタ |
サポートVR |
制約 |
データソース |
---|---|---|---|---|---|---|---|
DB Path (DB_PATH) |
モニター対象のシステムに保管されているデータベースのロケーションを示す絶対パス。 |
− |
string(257) |
No |
すべて |
− |
SQLM_ELM_DB_PATH |
- 詳細説明:
-
このエレメントとdb_nameモニター・エレメントを組み合わせて使用すると,データが適用される特定のデータベースを識別できます。
PFM - View名 (PFM - Manager名) |
説明 |
要約 |
形式 |
デルタ |
サポートVR |
制約 |
データソース |
---|---|---|---|---|---|---|---|
DB Status (DB_STATUS) |
データベースの現在の状況。 |
− |
ulong |
No |
すべて |
− |
SQLM_ELM_DB_STATUS |
- 詳細説明:
-
このエレメントを使用して,データベースの状況を判断できます。このフィールドの値は次のとおりです。
値
説明
0
データベースはアクティブです。
1
データベースは静止保留状態です。データベースに対する新しい接続は許可されません。新しい作業単位も開始できません。静止要求によっては,アクティブな作業単位の完了が許可される場合と即時ロールバックが行われる場合があります。
2
データベースは静止状態となっています。データベースに対する新しい接続は許可されません。新しい作業単位も開始できません。
3
データベースでロールフォワードが進行中です。
PFM - View名 (PFM - Manager名) |
説明 |
要約 |
形式 |
デルタ |
サポートVR |
制約 |
データソース |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Hash Join Overflows (HASH_JOIN_OVERFLOWS) |
ハッシュ結合データが,使用できるソート・ヒープ・スペースを超えた回数。 |
− |
ulong |
No |
すべて |
− |
SQLM_ELM_HASH_JOIN _OVERFLOWS |
- 詳細説明:
-
データベース・レベルでは,hash_join_small_overflowsの値がこのhash_join_overflowsの10%を超える場合は,ソート・ヒープ・サイズを大きくすることを検討してください。アプリケーション・レベルの値は,個々のアプリケーションについてハッシュ結合のパフォーマンスを評価するときに使用できます。
PFM - View名 (PFM - Manager名) |
説明 |
要約 |
形式 |
デルタ |
サポートVR |
制約 |
データソース |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Hash Join Overflows Rate (HASH_JOIN_OVERFLOWS_RATE) |
hash_join_small_overflowsとhash_join_overflowsの比率。 |
− |
float |
No |
すべて |
− |
( HASH_JOIN_SMALL_OVERFLOWS / HASH_JOIN_OVERFLOWS ) *100 |
- 詳細説明:
-
この値が10%を超える場合は,ソート・ヒープ・サイズを大きくすることを検討してください。
PFM - View名 (PFM - Manager名) |
説明 |
要約 |
形式 |
デルタ |
サポートVR |
制約 |
データソース |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Hash Join Small Overflows (HASH_JOIN_SMALL_OVERFLOWS) |
ハッシュ結合データが,使用できるソート・ヒープ・スペースが10%を超えない範囲で超えた回数。 |
− |
ulong |
No |
すべて |
− |
SQLM_ELM_HASH_JOIN_SMALL _OVERFLOWS |
- 詳細説明:
-
この値とhash_join_overflowsの値が大きい場合は,ソート・ヒープのしきい値を大きくすることを検討してください。この値がhash_join_overflowsの10%を超える場合は,ソート・ヒープ・サイズを大きくすることを検討してください。
PFM - View名 (PFM - Manager名) |
説明 |
要約 |
形式 |
デルタ |
サポートVR |
制約 |
データソース |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Interval (INTERVAL) |
情報が収集される時間。秒単位。 |
− |
ulong |
No |
すべて |
− |
RECORD_TIME - CURRENT _SYSTEM_BOOT_TIME |
- 詳細説明:
-
特になし。
PFM - View名 (PFM - Manager名) |
説明 |
要約 |
形式 |
デルタ |
サポートVR |
制約 |
データソース |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Last Backup (LAST_BACKUP) |
データベース・バックアップが最後に完了した日時。 |
− |
string(27) |
No |
すべて |
− |
SQLM_ELM_LAST_BACKUP |
- 詳細説明:
-
このエレメントを使用すると,最後にバックアップをしてから時間が経過しているデータベースを識別したり,最新のデータベース・バックアップ・ファイルを識別したりできます。データベースを一度もバックアップしていない場合は,このタイム・スタンプがゼロに初期化されます。
PFM - View名 (PFM - Manager名) |
説明 |
要約 |
形式 |
デルタ |
サポートVR |
制約 |
データソース |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Num Assoc Agents (NUM_ASSOC_AGENTS) |
アプリケーション・レベルでは,1つのアプリケーションに関連づけられているサブエージェントの数。データベース・レベルでは,すべてのアプリケーション用でのサブエージェントの数。 |
− |
ulong |
No |
すべて |
− |
SQLM_ELM_NUM_ASSOC _AGENTS |
- 詳細説明:
-
このエレメントは,エージェント構成パラメーターの設定を評価するのに役立ちます。
PFM - View名 (PFM - Manager名) |
説明 |
要約 |
形式 |
デルタ |
サポートVR |
制約 |
データソース |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Record Time (RECORD_TIME) |
レコードに格納されたパフォーマンスデータの収集終了時刻。 |
− |
time_t |
No |
すべて |
− |
Agent Collector |
- 詳細説明:
-
特になし。
PFM - View名 (PFM - Manager名) |
説明 |
要約 |
形式 |
デルタ |
サポートVR |
制約 |
データソース |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Record Type (INPUT_RECORD_TYPE) |
レコード名。常に「DBID」。 |
− |
char(8) |
No |
すべて |
− |
Agent Collector |
- 詳細説明:
-
特になし。
PFM - View名 (PFM - Manager名) |
説明 |
要約 |
形式 |
デルタ |
サポートVR |
制約 |
データソース |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Total Hash Joins |
実行されたハッシュ結合の合計数。 |
− |
ulong |
No |
すべて |
− |
SQLM_ELM_TOTAL_HASH _JOINS |
(TOTAL_HASH_JOINS) |
- 詳細説明:
-
データベースまたはアプリケーション・レベルで,この値とhash_join_overflowsおよびhash_join_small_overflowsを組み合わせて使用すると,ソート・ヒープ・サイズを適度に大きくすることによって,ハッシュ結合に良い影響を与えられるかどうかを判別できます。
PFM - View名 (PFM - Manager名) |
説明 |
要約 |
形式 |
デルタ |
サポートVR |
制約 |
データソース |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Total Hash Loops (TOTAL_HASH_LOOPS) |
ハッシュ結合のシングル・パーティションが,使用できるソート・ヒープ・スペースよりも大きかったときの合計回数。 |
− |
ulong |
No |
すべて |
− |
SQLM_ELM_TOTAL_HASH _LOOPS |
- 詳細説明:
-
このエレメントの値は,ハッシュ結合が効率的に実行されていないことを示します。ソート・ヒープ・サイズが小さ過ぎるか,またはソート・ヒープしきい値が小さ過ぎることを示します。この値とその他のハッシュ結合変数を組み合わせて使用すると,ソート・ヒープ・サイズ(sortheap)とソート・ヒープしきい値(sheapthres)の構成パラメーターを調整できます。
PFM - View名 (PFM - Manager名) |
説明 |
要約 |
形式 |
デルタ |
サポートVR |
制約 |
データソース |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Total Log Available (TOTAL_LOG_AVAILABLE) |
非コミット・トランザクションによって使用されていない,データベース内のアクティブ・ログ・スペースの量(キロバイト単位)。 |
− |
ulong |
No |
すべて |
○ |
SQLM_ELM_TOTAL_LOG_AVAILABLE |
- 詳細説明:
-
このエレメントをtotal_log_usedとともに使用して,ログ・スペースを使い果たすことを避けるために次の構成パラメーターを調整する必要があるかどうかを判別します。
-
logfilsiz
-
logprimary
-
logsecond
total_log_availableの値が0まで下がった場合,SQL0964Nが返されます。上記の構成パラメーターの値を大きくするか,あるいはCOMMIT,ROLLBACKまたはFORCE APPLICATIONによって最も古いトランザクションを終了する必要があります。
logsecondが-1に設定されていると,このエレメントにはSLQM_LOGSPACE_INFINITEが含まれます。
-
- <注意事項>
-
DB2から戻される値はバイト単位ですが,Agent Collectorサービスがキロバイト単位に変更します。
PFM - View名 (PFM - Manager名) |
説明 |
要約 |
形式 |
デルタ |
サポートVR |
制約 |
データソース |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Total Log Used (TOTAL_LOG_USED) |
データベースで現在使用されているアクティブ・ログ・スペースの合計量(キロバイト単位)。 |
− |
ulong |
No |
すべて |
○ |
SQLM_ELM_TOTAL_LOG_USED |
- 詳細説明:
-
このエレメントをtotal_log_availabelとともに使用して,ログ・スペースを使い果たすことを避けるために次の構成パラメーターを調整する必要があるかどうかを判別します。
-
logfilsiz
-
logprimary
-
logsecond
-
- <注意事項>
-
DB2から戻される値はバイト単位ですが,Agent Collectorサービスでキロバイト単位に変更します。