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JP1 Version 11 JP1/Performance Management - Agent Option for IBM DB2


Basic Information on Database Manager(PD_PD)

〈このページの構成〉

機能

データベース・マネージャ・レベルのデータベース単位の基本情報を格納しています。

デフォルト値および変更できる値

項目

デフォルト値

設定可否

Collection Interval

60

Collection Offset

0

Log

No

LOGIF

空白

Over 10 Sec Collection Time

No

×

ODBCキーフィールド

なし

ライフタイム

データベースの起動中。

レコードサイズ

フィールド

PFM - View名

(PFM - Manager名)

説明

要約

形式

デルタ

サポートVR

制約

データソース

Agents Created Empty Pool

(AGENTS_CREATED_EMPTY_POOL)

エージェント・プールが空であったために作成されたエージェントの数。

ulong

No

すべて

SQLM_ELM_AGENTS_CREATED

_EMPTY_POOL

詳細説明:

この値には,DB2を始動したときに開始したエージェントの数が含まれます(num_initagents)。

agents_from_poolと組み合わせて使用すると,次の比率を計算できます。

Agents Created Due to Empty Agent Pool/Agents Assigned From Pool

詳細については,DB2のマニュアルを参照してください。

PFM - View名

(PFM - Manager名)

説明

要約

形式

デルタ

サポートVR

制約

データソース

Agents Created Pool Rate

(AGENTS_CREATED_POOL_RATE)

エージェント・プールが空のためにエージェントが作成される頻度。

float

No

すべて

( AGENTS_CREATED_EMPTY_POOL / AGENTS_FROM_POOL ) *100

詳細説明:

エージェント・プールが空のために作成されたエージェント・プールから

割り当てられたエージェントが高い場合は,num_poolagents構成パラメーターの値を大きくする必要があることを示します。比率が低い場合は,num_poolagentsの設定が高過ぎて,プール内にほとんど使用されないエージェントがあり,システム・リソースがむだになっていることを示します。

PFM - View名

(PFM - Manager名)

説明

要約

形式

デルタ

サポートVR

制約

データソース

Agents From Pool

(AGENTS_FROM_POOL)

エージェント・プールから割り当てられたエージェントの数。

ulong

No

すべて

SQLM_ELM_AGENTS_FROM

_POOL

詳細説明:

このエレメントとagents_created_empty_poolを組み合わせて使用すると,プールが空になってエージェントの作成が必要となる頻度を判別できます。

Agents Created Due to Empty Agent Pool/Agents Assigned From Pool

が高い場合は,num_poolagents構成パラメーターの値を大きくする必要があることを示します。比率が低い場合は,num_poolagentsの設定が高過ぎて,プール内にほとんど使用されないエージェントがあり,システム・リソースがむだになっていることを示します。

比率が高い場合は,このノードの総合ワークロードが高過ぎることを示します。ワークロードは,maxcagents構成パラメーターが指定するコーディネーター・エージェントの最大数を小さくするか,または各ノードにデータを再分散することで調整できます。

詳細については,DB2のマニュアルを参照してください。

PFM - View名

(PFM - Manager名)

説明

要約

形式

デルタ

サポートVR

制約

データソース

Agents Registered

(AGENTS_REGISTERED)

モニター中のデータベース・マネージャー・インスタンスに登録されているエージェント(コーディネーター・エージェントとサブエージェント)の数。

ulong

No

すべて

SQLM_ELM_AGENTS_REGISTERED

詳細説明:

このエレメントは,maxagents構成パラメーターの設定値を評価するときに利用できます。

PFM - View名

(PFM - Manager名)

説明

要約

形式

デルタ

サポートVR

制約

データソース

Agents Registered Top

(AGENTS_REGISTERED_TOP)

データベース・マネージャーが開始されてからこれまでに同時に登録されていたエージェント(コーディネーター・エージェントとサブエージェント)の最大数。

ulong

No

すべて

SQLM_ELM_AGENTS_REGISTERED

_TOP

詳細説明:

このエレメントは,DB2のマニュアルに記載されているmaxagents構成パラメーターの設定値を評価するときに利用できます。

スナップショットの実行時に登録されたエージェントの数は,agents_registeredによって記録されます。

PFM - View名

(PFM - Manager名)

説明

要約

形式

デルタ

サポートVR

制約

データソース

Agents Waiting On Token

(AGENTS_WAITING_ON_TOKEN)

データベース・マネージャー内でトランザクションを実行するためにトークンを待機中のエージェントの数。

ulong

No

すべて

SQLM_ELM_AGENTS_WAITING

_ON_TOKEN

詳細説明:

このエレメントを使用すると,maxcagents構成パラメーターの設定値を評価するのに役立ちます。

各アプリケーションには,データベース・マネージャー内でデータベース要求を処理するための専用コーディネーター・エージェントが1つずつ組み込まれます。各エージェントは,トークンを取得してから,トランザクションを実行できます。データベース・マネージャーのトランザクションを実行できるエージェントの最大数は,maxcagents構成パラメーターの値によって制限されます。

詳細については,DB2のマニュアルを参照してください。

監視対象のDB2がV9.5以降の場合,非推奨項目となり正しい値を収集できません。

PFM - View名

(PFM - Manager名)

説明

要約

形式

デルタ

サポートVR

制約

データソース

Agents Waiting Top

(AGENTS_WAITING_TOP)

データベース・マネージャーが開始されてから,同時にトークンを待機していたエージェントの最大数。

ulong

No

すべて

SQLM_ELM_AGENTS_WAITING

_TOP

詳細説明:

このエレメントは,DB2のマニュアルに記載されているmaxcagents構成パラメーターの設定値を評価するときに利用できます。

スナップショットの実行時にトークンを待機していたエージェントの数は,agents_waiting_on_tokenによって記録されます。

Maxcagentsパラメーターをデフォルト値(-1)に設定すると,トークンを待つエージェントがなくなるため,このモニター・エレメントの値はゼロになります。

監視対象のDB2がV9.5以降の場合,非推奨項目となり正しい値を収集できません。

PFM - View名

(PFM - Manager名)

説明

要約

形式

デルタ

サポートVR

制約

データソース

Comm Private Mem

(COMM_PRIVATE_MEM)

スナップショット時点で,データベース・マネージャーのインスタンスが現在コミットしている専用メモリーの量。

ulong

No

すべて

SQLM_ELM_COMM_PRIVATE

_MEM

詳細説明:

このエレメントを使用するとmin_priv_mem構成パラメーターを設定するときに,利用できる専用メモリーが十分にあるかどうかを確認できます。このエレメントはすべてのプラットフォームで戻されますが,調整ができるのはDB2がスレッドを使用するプラットフォーム(Windows 2000など)に限られます。

詳細については,DB2のマニュアルを参照してください。

PFM - View名

(PFM - Manager名)

説明

要約

形式

デルタ

サポートVR

制約

データソース

Cons In Exec Total

(CONS_IN_EXEC_TOTAL)

モニター中のデータベース・マネージャー・インスタンス内のデータベースに接続していて,作業単位を処理しているアプリケーションの合計数。

ulong

No

すべて

( REM_CONS_IN_EXEC + LOCAL_CONS_IN_EXEC )

詳細説明:

maxcagents構成パラメーターの設定値を調整するときに利用できます。

PFM - View名

(PFM - Manager名)

説明

要約

形式

デルタ

サポートVR

制約

データソース

Cons Total

(CONS_TOTAL)

モニター中のデータベース・マネージャー・インスタンスまたはデータベースに接続しているアプリケーションの合計数。

ulong

No

すべて

( REM_CONS_IN + LOCAL_CONS )

詳細説明:

maxagents構成パラメーターの設定値を調整するときに利用できます。

PFM - View名

(PFM - Manager名)

説明

要約

形式

デルタ

サポートVR

制約

データソース

DB2 Status

(DB2_STATUS)

データベース・マネージャーの,インスタンスの現在の状況。

ulong

No

すべて

SQLM_ELM_DB2_STATUS

詳細説明:

このエレメントを使用して,データベース・マネージャー・インスタンスの状況を判別できます。戻される値は次のとおりです。

  • データベース・マネージャーが動作している場合:0(SQLM_DB2_ACTIVE)

  • データベース・マネージャーが停止している場合:100(PFM - Agent for DB2によって設定される)

0もしくは100以外の場合の詳細については,DB2のマニュアルを参照してください。

PFM - View名

(PFM - Manager名)

説明

要約

形式

デルタ

サポートVR

制約

データソース

Interval

(INTERVAL)

情報が収集される時間。秒単位。

ulong

No

すべて

RECORD_TIME - CURRENT

_SYSTEM_BOOT_TIME

詳細説明:

特になし。

PFM - View名

(PFM - Manager名)

説明

要約

形式

デルタ

サポートVR

制約

データソース

Local Cons

(LOCAL_CONS)

モニター中のデータベース・マネージャー・インスタンス内のデータベースに接続しているローカル・アプリケーションの数。

ulong

No

すべて

SQLM_ELM_LOCAL_CONS

詳細説明:

この数は,データベース・マネージャーで発生している並列処理のレベルを判別するのに役立ちます。この値は頻繁に変化するため,システム使用量の現実的な値を得るためには,ある一定の時間の中で特定のインターバルを設けてサンプルを採取する必要があります。

この数値に含まれるのは,データベース・マネージャーと同じインスタンスで開始したアプリケーションだけです。アプリケーションは接続されていますが,データベース内で作業単位を実行している場合としていない場合があります。

このエレメントとrem_cons_inモニター・エレメントを組み合わせて使用すると,DB2のマニュアルに記載されているmaxagents構成パラメーターの設定値を調整するときに利用できます。

PFM - View名

(PFM - Manager名)

説明

要約

形式

デルタ

サポートVR

制約

データソース

Local Cons In Exec

(LOCAL_CONS_IN_EXEC)

モニター中のデータベース・マネージャー・インスタンス内のデータベースに接続していて,作業単位を処理しているローカル・アプリケーションの数。

ulong

No

すべて

SQLM_ELM_LOCAL_CONS_IN

_EXEC

詳細説明:

この数は,データベース・マネージャーで発生している並列処理のレベルを判別するのに役立ちます。この値は頻繁に変化するため,システム使用量の現実的な値を得るためには,ある一定の時間の中で特定のインターバルを設けてサンプルを採取する必要があります。この数値に含まれるのは,データベース・マネージャーと同じインスタンスで開始したアプリケーションだけです。

このエレメントとrem_cons_in_execモニター・エレメントを組み合わせて使用すると,DB2のマニュアルに記載されているmaxcagents構成パラメーターの設定値を調整するときに利用できます。

PFM - View名

(PFM - Manager名)

説明

要約

形式

デルタ

サポートVR

制約

データソース

Post Threshold Hash Joins

(POST_THRESHOLD_HASH_JOINS)

共有または専用のソート・ヒープ・スペースが同時使用されていたためにハッシュ結合ヒープ要求が制限された合計回数。

ulong

No

すべて

SQLM_ELM_POST_THRESHOLD

_HASH_JOINS

詳細説明:

この値がhash_join_overflowsの5%より大きい場合は,ソート・ヒープのしきい値を大きくしてください。

PFM - View名

(PFM - Manager名)

説明

要約

形式

デルタ

サポートVR

制約

データソース

Product Name

(PRODUCT_NAME)

実行中の DB2 インスタンスのバージョンの詳細情報。

string(48)

No

すべて

SQLM_ELM_PRODUCT_NAME

詳細説明:

特になし。

PFM - View名

(PFM - Manager名)

説明

要約

形式

デルタ

サポートVR

制約

データソース

Record Time

(RECORD_TIME)

レコードに格納されたパフォーマンスデータの収集終了時刻。

time_t

No

すべて

Agent Collector

詳細説明:

特になし。

PFM - View名

(PFM - Manager名)

説明

要約

形式

デルタ

サポートVR

制約

データソース

Record Type

(INPUT_RECORD_TYPE)

レコード名。常に「PD」。

char(8)

No

すべて

Agent Collector

詳細説明:

特になし。

PFM - View名

(PFM - Manager名)

説明

要約

形式

デルタ

サポートVR

制約

データソース

Rem Cons In

(REM_CONS_IN)

モニター中のデータベース・マネージャーのインスタンスに対してリモート・クライアントから開始された接続の数。

ulong

No

すべて

SQLM_ELM_REM_CONS_IN

詳細説明:

リモート・クライアントからこのインスタンス内のデータベースへの接続数を示します。この値は頻繁に変化するため,システム使用量の現実的な値を得るためには,ある一定の時間の中で特定のインターバルを設けてサンプルを採取する必要があります。この数値には,データベース・マネージャーと同じインスタンスで開始したアプリケーションは含まれません。

これらのエレメントとlocal_consモニター・エレメントを組み合わせて使用すると,DB2のマニュアルに記載されているmax_coordagents構成パラメーターの設定値を調整するときに利用できます。

PFM - View名

(PFM - Manager名)

説明

要約

形式

デルタ

サポートVR

制約

データソース

Rem Cons In Exec

(REM_CONS_IN_EXEC)

モニター中のデータベース・マネージャー・インスタンス内のデータベースに接続していて,作業単位を処理しているリモート・アプリケーションの数。

ulong

No

すべて

SQLM_ELM_REM_CONS_IN

_EXEC

詳細説明:

この数値は,データベース・マネージャーで実行中の並列処理のレベルを判別するときに利用できます。この値は頻繁に変化するため,システム使用量の現実的な値を得るためには,ある一定の時間の中で特定のインターバルを設けてサンプルを採取する必要があります。この数値には,データベース・マネージャーと同じインスタンスで開始したアプリケーションは含まれません。

このエレメントとlocal_cons_in_execモニター・エレメントを組み合わせて使用すると,DB2のマニュアルに記載されているmaxcagents構成パラメーターの設定値を調整するときに利用できます。

PFM - View名

(PFM - Manager名)

説明

要約

形式

デルタ

サポートVR

制約

データソース

Service Level

(SERVICE_LEVEL)

DB2インスタンスの現在の修正サービス・レベル。

string(48)

No

すべて

SQLM_ELM_SERVICE_LEVEL

詳細説明:

特になし。

PFM - View名

(PFM - Manager名)

説明

要約

形式

デルタ

サポートVR

制約

データソース

Sort Heap Allocated

(SORT_HEAP_ALLOCATED)

スナップショットが取られたときに,選択したレベルのすべてのソートに割り振られたソート・ヒープ・スペース用のページ数の合計。

ulong

No

すべて

SQLM_ELM_SORT_HEAP

_ALLOCATED

詳細説明:

各ソートに割り振られたメモリー量は,利用できるソート・ヒープ・サイズの一部だけの場合とすべての場合があります。ソート・ヒープ・サイズは各ソートで利用できるメモリー量を示し,データベース構成パラメーターのsortheapに定義されている値です。

1つのアプリケーションが同時に複数のソートをアクティブにできます。例えば,副照会付きのSELECTステートメントを使用すると,同時に複数のソートが行われる場合があります。

情報は次の2つのレベルで収集できます。

  • データベース・マネージャーのレベルでは,データベース・マネージャー内のアクティブなすべてのデータベースでのすべてのソートを対象に,割り振られたソート・ヒープ・スペースの合計を示します。

  • データベース・レベルでは,1つのデータベース内でのすべてのソートを対象に,割り振られたソート・ヒープ・スペースの合計を示します。

通常のメモリーの見積もりにはソート・ヒープ・スペースは含まれません。過剰なソートが発生している場合は,ソート・ヒープに使用される追加のメモリー量をデータベース・マネージャーを実行するのに必要な基本メモリー量に加える必要があります。一般に,ソート・ヒープが大きくなるほど,ソート効率は高くなります。索引を正しく使用すると,ソートに必要な量を少なくできます。

データベース・マネージャー・レベルに戻された情報は,sheapthres構成パラメーターの調整に利用できます。エレメントの値がsheapthres以上になっている場合は,sheapthresパラメーターに定義されているソート・ヒープをソートで完全に得られていないことを示します。