FTP(PI_FTP)
- 〈このページの構成〉
機能
FTP(PI_FTP)レコードには,FTPサービスに関する応答時間の情報が格納されます。このレコードは複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目 |
デフォルト値 |
変更可否 |
---|---|---|
Collection Interval |
360 |
○ |
Collection Offset |
0 |
○ |
Log |
No |
○ |
LOGIF |
空白 |
○ |
Over 10 Sec Collection Time |
No |
× |
ODBCキーフィールド
PI_FTP_MSR_COND_ID
ライフタイム
なし
レコードサイズ
-
固定部:681バイト
-
可変部:340バイト
フィールド
View名 (Manager名) |
説明 |
要約ルール |
形式 |
デルタ |
データソース |
---|---|---|---|---|---|
Data Transfer Time (DATA_TRANS_TIME) |
データ転送時間(秒)。図10-3の(7)。 |
AVG |
double |
No |
Probe Daemon |
DNS Time (DNS_TIME) |
DNS時間(秒)。図10-3の(4)。 |
AVG |
double |
No |
Probe Daemon |
FTP Time (FTP_TIME) |
FTP時間(秒)。図10-3の(3)。 |
AVG |
double |
No |
Probe Daemon |
Preprocessing Time (PRE_PROCESS_TIME) |
前処理時間(秒)。図10-3の(6)。 |
AVG |
double |
No |
Probe Daemon |
Setup Time (SETUP_TIME) |
セットアップ時間(秒)。図10-3の(2)。 |
AVG |
double |
No |
Probe Daemon |
TCP Connection Time (TCP_CON_TIME) |
TCP接続時間(秒)。図10-3の(5)。 |
AVG |
double |
No |
Probe Daemon |
Throughput (THROUGHPUT) |
スループット(ビット/秒)。転送ファイルサイズおよびデータ転送時間によって決まる。 |
AVG |
double |
No |
Probe Daemon |
Total Amount of Data (TOTAL_DATA_SIZE) |
FTPプローブと計測対象サーバがTCPコネクション上でやり取りした総データ量(バイト)。 |
AVG |
double |
No |
Probe Daemon |
Total Response Time (TOTAL_RESP_TIME) |
総応答時間(秒)。図10-3の(1)。 |
AVG |
double |
No |
Probe Daemon |
Transfer File Size(TRANS_FILE_SIZE) |
転送したファイルサイズ。 |
AVG |
double |
No |
Probe Daemon |
FTPシーケンスを次の図に示します。
|
FTPの動作環境および注意事項
FTPプローブは,計測対象のFTPサーバに対して,FTPサーバ上の計測用ファイルを取得するか,あらかじめ用意した計測用ファイルを転送し,転送に掛かった時間を測定します。なお,計測用の転送ファイルは,あらかじめ次のフォルダに格納しておきます。
-
FTPサーバへの転送
インストール先フォルダ\agtv\probedata\ftp
-
FTPサーバからの転送
計測条件で指定したユーザーのホームディレクトリ下
FTPの動作環境および注意事項について,次に説明します。
転送したファイルの扱い
転送したファイルは,転送方向によってそれぞれ次のように扱われます。
- UPLOAD
-
転送先となるFTPサーバのユーザーごとのホームディレクトリ上に置かれたファイルと同じファイル名を転送しようとした場合,常に上書きされます。このため,転送先の計測用ファイルの総データサイズが増加し続けることはありません。
- DOWNLOAD
-
取得したファイルのデータは,1回の計測が完了するたびに破棄されます。
転送時データタイプ
FTPプローブは,転送時に,ASCIIデータタイプによる転送だけをサポートします。
準拠するRFC
-
RFC959:FILE TRANSFER PROTOCOL(FTP)
RFCに準拠していない機能や制限事項については,前述の注意事項を参照してください。