10.6.7 [Webアクセス条件追加]画面
(1) 画面の構成
(2) 画面の説明
[Webアクセス条件追加]画面では,監視対象サービスから検出,または直接入力した複数のURIを,Webアクセス条件で絞り込んで妥当性を確認しながら設定できます。
表示項目を次の表に示します。
項番 |
項目 |
説明 |
---|---|---|
1 |
[接続元IP] |
接続元のIPアドレスを指定します。監視対象サービスを検出するとき,このIPアドレスに一致する接続元だけが検出されます。 デフォルトでは現在操作しているマシン(ブラウザを起動してJP1/SLMにアクセスしているマシン)のIPアドレスが表示されます。 負荷分散装置やルータなどの機器を経由したシステム構成で,IPアドレスが変換される設定になっている場合は,変換されたIPアドレスに変更する必要があります。IPアドレスは「XXX.XXX.XXX.XXX」(XXX:0〜255)の形式で入力します。上限を超えた値を入力できますが,エラーになるため範囲内の数値を入力してください。 |
2 |
[検出開始]ボタンまたは[検出停止]ボタン |
|
3 |
[状態] |
監視対象サービスを検出中かどうかが表示されます。次のどちらかの状態が表示されます。 [検出中]はURIが検出される状態です。 [停止中]はURIが検出されない状態です。 |
4 |
[一行追加]ボタン |
[URI候補]に直接入力するための行が,[サービス監視対象]のURIが入力された状態で1行追加されます。 |
5 |
[全URI候補削除]ボタン |
[URI候補]に表示されているURIをすべて削除します。 クリック時に表示されるダイアログボックスで,[OK]をクリックすると削除が実行されます。 |
6 |
[URI候補] |
検出または直接入力したURIが表示されます。クリックすると編集できます。 入力には,次の制限があります。
なお,表記はRFC3986に従います。 |
7 |
[サービス監視対象] |
監視対象サービスのURIが表示されます。 |
8 |
[Cookie編集]ボタン |
[Cookie編集]画面が開き,[URI候補]で選択したURIのCookieが表示されます。ただし,KeyまたはValueが何も入力されていないCookieは表示されません。 |
9 |
[Webアクセス条件定義] |
登録するWebトランザクションのWebアクセス条件を入力します。 |
10 |
[∨ URI候補取り込み]ボタン |
[URI候補]で選択したURIのパス,クエリ,Cookieを[Webアクセス条件定義]の[パス][クエリ][Cookie]に自動で入力できます。[URI候補]で選択したURIにパス,クエリ,またはCookieがない場合,項目は空欄となります。また,クエリおよびCookieは,KeyまたはValueが何も入力されていない場合は[Webアクセス条件定義]に入力されません。 また,取り込みによってクエリ条件とCookie条件の合計が20件を超える場合は,[条件追加]ボタンが非活性になります。 |
11 |
[∧ Webアクセス条件適用]ボタン |
[URI候補]に表示するURIを[Webアクセス条件定義]に完全に一致するものだけに絞り込みます。 |
12 |
[全条件削除]ボタン |
[Webアクセス条件定義]のすべてのテキストボックスを空欄にします。 |
13 |
[パス] |
パス条件を入力します。パス条件ではWebトランザクションとして監視するURIのパスを指定します。入力には次の制限があります。
なお,[パス]が空欄のまま[条件追加]ボタンまたは[更新]ボタンをクリックすると,パス条件は「.*」(すべてのパスが該当)となります。 |
14 |
[クエリ] |
クエリ条件を入力します。 テキストボックスをクリックすると,[クエリ編集]画面が開きます。[クエリ編集]画面では,KeyおよびValueを指定できます。 [クエリ編集]画面で複数のクエリ条件を定義すると,順不同で△で区切られて表示されます。 |
15 |
[Cookie] |
Cookie条件を入力します。 テキストボックスをクリックすると,[Cookie編集]画面が開きます。[Cookie編集]画面では,KeyおよびValueを指定できます。 [Cookie編集]画面で複数のCookie条件を定義すると,順不同で△で区切られて表示されます。 |
16 |
[条件追加]ボタンまたは[更新]ボタン |
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17 |
[閉じる]ボタン |
[Webアクセス条件追加]画面を閉じて,[Webトランザクション登録]画面または[Webトランザクション編集]画面へ戻ります。 |
(3) 補足事項
[Webアクセス条件追加]画面では,[検出開始]ボタンをクリックしてURIの検出を開始する場合,一部のJP1/SLM - URの処理で異常が発生したり,一部のJP1/SLM - URを停止したりしても,ほかのJP1/SLM - URでURIを検出できるときには,URIの検出の開始は続行されます。ただし,利用できるJP1/SLM - URがない場合は,検出開始が失敗して[停止中]のままになります。同様に,[検出停止]ボタンをクリックしてURIの検出の停止をする場合に,一部のJP1/SLM - URに異常が発生しても,エラーメッセージは表示されますが停止処理は続行されます。
[Webアクセス条件追加]画面で[状態]が[検出中]になっているときに,キーボードの「F5」キーを押してログアウトするか,またはブラウザを終了すると,2分後にタイムアウトが発生して検出停止の状態になります。このとき,タイムアウトが完了するまでは,再度ログインしても,[設定]画面の[監視登録・削除]エリアでの監視対象サービスの検出や,[Webアクセス条件追加]画面または[Webアクセス条件編集]画面でのURIの検出はできません。
[Webアクセス条件追加]画面を操作している間は,ほかの画面は操作できません。