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JP1 Version 11 JP1/Service Level Management


10.6.7 [Webアクセス条件追加]画面

〈この項の構成〉

(1) 画面の構成

[図データ]

(2) 画面の説明

[Webアクセス条件追加]画面では,監視対象サービスから検出,または直接入力した複数のURIを,Webアクセス条件で絞り込んで妥当性を確認しながら設定できます。

表示項目を次の表に示します。

項番

項目

説明

1

[接続元IP]

接続元のIPアドレスを指定します。監視対象サービスを検出するとき,このIPアドレスに一致する接続元だけが検出されます。

デフォルトでは現在操作しているマシン(ブラウザを起動してJP1/SLMにアクセスしているマシン)のIPアドレスが表示されます。

負荷分散装置やルータなどの機器を経由したシステム構成で,IPアドレスが変換される設定になっている場合は,変換されたIPアドレスに変更する必要があります。IPアドレスは「XXX.XXX.XXX.XXX」(XXX:0〜255)の形式で入力します。上限を超えた値を入力できますが,エラーになるため範囲内の数値を入力してください。

2

[検出開始]ボタンまたは[検出停止]ボタン

  • [検出開始]ボタン

    URIの検出を開始します。[状態]が[停止中]の場合に表示されます。[Webアクセス条件追加]画面を表示した時点で表示されています。クリックして検出を開始すると,[検出停止]ボタンに変わります。

    [検出開始]ボタンをクリックしてから[検出停止]ボタンをクリックするまでは,ほかの項目は操作できません。

  • [検出停止]ボタン

    URIの検出を停止します。[状態]が[検出中]の場合に表示されます。クリックして検出を停止すると,[検出開始]ボタンに変わります。

3

[状態]

監視対象サービスを検出中かどうかが表示されます。次のどちらかの状態が表示されます。

[検出中]はURIが検出される状態です。

[停止中]はURIが検出されない状態です。

4

[一行追加]ボタン

[URI候補]に直接入力するための行が,[サービス監視対象]のURIが入力された状態で1行追加されます。

5

[全URI候補削除]ボタン

[URI候補]に表示されているURIをすべて削除します。

クリック時に表示されるダイアログボックスで,[OK]をクリックすると削除が実行されます。

6

[URI候補]

検出または直接入力したURIが表示されます。クリックすると編集できます。

入力には,次の制限があります。

  • 1〜255文字まで入力できます。256文字以上入力できますが,エラーになるため範囲内の数値を入力してください。

  • スペース,「"」「<」「>」「[」「\」「]」「^」「`」「{」「|」「}」,ASCII文字以外の文字は入力できません。

  • 監視対象サービスの配下のURIを指定します。

なお,表記はRFC3986に従います。

7

[サービス監視対象]

監視対象サービスのURIが表示されます。

8

[Cookie編集]ボタン

[Cookie編集]画面が開き,[URI候補]で選択したURIのCookieが表示されます。ただし,KeyまたはValueが何も入力されていないCookieは表示されません。

9

[Webアクセス条件定義]

登録するWebトランザクションのWebアクセス条件を入力します。

10

[∨ URI候補取り込み]ボタン

[URI候補]で選択したURIのパス,クエリ,Cookieを[Webアクセス条件定義]の[パス][クエリ][Cookie]に自動で入力できます。[URI候補]で選択したURIにパス,クエリ,またはCookieがない場合,項目は空欄となります。また,クエリおよびCookieは,KeyまたはValueが何も入力されていない場合は[Webアクセス条件定義]に入力されません。

また,取り込みによってクエリ条件とCookie条件の合計が20件を超える場合は,[条件追加]ボタンが非活性になります。

11

[∧ Webアクセス条件適用]ボタン

[URI候補]に表示するURIを[Webアクセス条件定義]に完全に一致するものだけに絞り込みます。

12

[全条件削除]ボタン

[Webアクセス条件定義]のすべてのテキストボックスを空欄にします。

13

[パス]

パス条件を入力します。パス条件ではWebトランザクションとして監視するURIのパスを指定します。入力には次の制限があります。

  • Javaの正規表現に従います。正規表現の構文については,Java Platform Standard Edition 6のjava.util.regex.PatternクラスのAPI仕様を参照してください。

  • 1〜255文字まで入力できます。また,エスケープ文字を使用した場合,エスケープ文字も1文字として数えます。256文字以上入力できますが,エラーになるため範囲内の数値を入力してください。

  • スペース,ASCII文字以外の文字は入力できません。

  • 全角文字は使用できません。UTF-8でURLエンコードした文字は使用できます。

なお,[パス]が空欄のまま[条件追加]ボタンまたは[更新]ボタンをクリックすると,パス条件は「.*」(すべてのパスが該当)となります。

14

[クエリ]

クエリ条件を入力します。

テキストボックスをクリックすると,[クエリ編集]画面が開きます。[クエリ編集]画面では,KeyおよびValueを指定できます。

[クエリ編集]画面で複数のクエリ条件を定義すると,順不同で△で区切られて表示されます。

15

[Cookie]

Cookie条件を入力します。

テキストボックスをクリックすると,[Cookie編集]画面が開きます。[Cookie編集]画面では,KeyおよびValueを指定できます。

[Cookie編集]画面で複数のCookie条件を定義すると,順不同で△で区切られて表示されます。

16

[条件追加]ボタンまたは[更新]ボタン

  • [条件追加]ボタン

    [Webアクセス条件定義]に入力したWebアクセス条件が[Webトランザクション登録]画面または[Webトランザクション編集]画面の[Webアクセス条件]に追加されます。追加されると[Webアクセス条件定義]のテキストボックスは空欄になります。ただし,Webアクセス条件は1つのWebトランザクションにつき5件までです。

  • [更新]ボタン

    編集したWebアクセス条件が[Webトランザクション登録]画面または[Webトランザクション編集]画面の[Webアクセス条件]に反映されます。[Webアクセス条件編集]画面が閉じ,[Webトランザクション登録]画面または[Webトランザクション編集]画面へ戻ります。

17

[閉じる]ボタン

[Webアクセス条件追加]画面を閉じて,[Webトランザクション登録]画面または[Webトランザクション編集]画面へ戻ります。

(3) 補足事項