6.2.5 JP1/SLMをインストールする
JP1/SLMをインストールする方法は,クラスタシステムで運用しない場合と共通です。インストール方法の詳細は,「5.1.5 JP1/SLMをインストールする」を参照してください。
(1) 補足事項
共有ディスクにはJP1/SLMをインストールしないでください。
現用系,予備系のそれぞれのローカルディスク上に,同じバージョンのJP1/SLMをインストールしてください。
現用系,予備系で同じ名称のドライブおよびフォルダに,JP1/SLMをインストールしてください。
インストール時に設定する項目は,現用系と予備系ですべて同じ設定にしてください。
JP1/Baseは,JP1/SLM - Managerを使用するための前提製品となります。このため,JP1/SLM - Managerがインストールされている現用系・予備系の各物理マシン上にJP1/Baseをインストールする必要があります。JP1/Baseのインストール方法については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
JP1/Baseの論理ホストのセットアップを実施する際,設定によってはイベントDBがローカルディスクに作成され,情報が引き継がれない設定になる場合があります。
イベントDBを引き継ぐようにJP1/Baseの論理ホストのセットアップを実施してください。JP1/Baseの設定については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
JP1/BaseはJP1/SLM - Managerと同じ論理ホスト上に環境を構築し,同時にフェールオーバーできるように設定する必要があります。同じ論理ホスト上にJP1/Baseを配置した構成を次の図に示します。
図6‒12 同じ論理ホスト上にJP1/Baseを配置した構成 JP1/SLM - Managerと別の論理ホスト上にJP1/Baseの環境を構築すると,JP1/Baseの論理ホストだけのフェールオーバーが発生したときに,JP1/SLM - ManagerからJP1/Baseの機能が利用できなくなり,JP1/SLM - Managerのログイン機能やJP1イベント発行機能が動作しなくなります。