5.4.2 JP1/SLMからJP1/PFMの性能データの保存を設定する(JP1/PFMとの連携)
JP1/SLMからJP1/PFM - Web Consoleを起動してJP1/PFMで収集した性能データを監視する場合,性能データがJP1/PFMのStoreデータベースに格納されていないと,詳細な性能データの確認ができません。
性能データをStoreデータベースに格納するための設定は,JP1/PFM - Web Consoleで設定するほか,JP1/SLM - Managerのシステム定義ファイルでも設定できます。
ここでは,JP1/SLM - Managerのシステム定義ファイルを編集して性能データをStoreデータベースに格納するための手順について説明します。
(1) 作業の前に
JP1/SLM - Managerのセットアップが完了していることを確認してください。セットアップ方法については,「5.1.6 JP1/SLM - Managerをセットアップする」を参照してください。
JP1/SLM - Managerが終了していることを確認してください。終了方法については,「2.1.4 JP1/SLM - Managerを終了する」を参照してください。
(2) 作業手順
JP1/SLM - Managerのシステム定義ファイル(jp1itslm.properties)のpfmLoggingDataプロパティにtrueを設定する。
JP1/SLM - Managerのシステム定義ファイルを編集します。システム定義ファイルの格納先は次のとおりです。
JP1/SLM - Managerのインストール先フォルダ\mgr\conf\jp1itslm.properties
性能データをJP1/PFMのStoreデータベースに格納するための設定は完了です。
(3) 補足事項
JP1/SLMおよびJP1/PFMでの設定と,性能データの格納のされ方の関係を次の表に示します。
表5‒6 JP1/SLMおよびJP1/PFMでの設定と性能データの格納のされ方の関係 項番
JP1/SLMの監視の状態
JP1/SLMのpfmLoggingDataプロパティの設定
JP1/PFM - Web ConsoleでのLogプロパティの設定※
収集した性能データの格納先
1
監視を開始した状態
true
Yes
JP1/PFMのStoreデータベース
JP1/SLMのデータベース
2
No
JP1/PFMのStoreデータベース
JP1/SLMのデータベース
3
false
Yes
JP1/PFMのStoreデータベース
JP1/SLMのデータベース
4
No
JP1/SLMのデータベース
5
監視を停止した状態,またはJP1/SLMで監視をしない状態
−
Yes
JP1/PFMのStoreデータベース
6
No
性能データを収集しない。
(凡例)−:該当しない(プロパティの設定が有効にならない)
注※ JP1/PFM - Web Consoleで設定した内容は,JP1/PFMの各監視エージェントに設定されます。
JP1/SLMのpfmLoggingDataプロパティの値は,JP1/SLMが監視を開始したタイミングでJP1/PFM - Managerから各監視エージェントに対して設定されます。設定された値は,次にJP1/SLMの監視が開始されるまで,各監視エージェントで保持されます。