4.2.2 All Web Accessの監視項目
All Web Accessには3つの監視項目があります。
All Web Accessを監視する場合の,3つの監視項目の関係を次に示します。
平均応答時間(単位:ミリ秒)
図中の1.から3.が完了するまでの平均時間を測定したものです。レスポンスにはエラーレスポンス※も含まれます。
スループット(単位:件/秒)
1秒間に,図中の1.から3.まで実施された件数です。レスポンスにはエラーレスポンス※も含まれます。ただし,JP1/SLM - URがリクエストの収集でタイムアウトしたリクエストは含みません。1.から3.まで完了して1件と数えます。
エラー率(単位:%)
1秒間に,図中の1.の件数に対して3.がエラーレスポンス※になった件数およびJP1/SLM - URがリクエストの収集でタイムアウトした件数の割合です。
- 注※
HTTPステータスが400番台,500番台のエラーとなったレスポンスです。
リクエストやレスポンスのHTTPパケットは,スイッチを通過した時点でJP1/SLM - URによって収集されます。
- 〈この項の構成〉
(1) 補足事項
JP1/SLMが監視できるHTTPパケットの長さは,IPヘッダおよびTCPヘッダを含めて1,500バイトまでです。1,500バイトより長いパケットは,1,500バイト以内に監視対象の情報が含まれていれば正常に監視できます。1,501バイト目以降は破棄されるため,監視できません。