1.6.4 JP1ユーザーごとの操作権限を設定する
(1) 作業の前に
JP1ユーザーを設定してください。
JP1ユーザーの設定方法については,「1.6.3 JP1/BaseでJP1ユーザーを設定する」を参照してください。
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JP1ユーザーについて,JP1資源グループ(サービスグループ※)と,そのサービスグループに対するJP1権限レベルをどのように設定するかを検討してください。
JP1/SLMのJP1権限レベルには,JP1_ITSLM_Admin(サービスグループ管理者)およびJP1_ITSLM_User(サービスユーザー)があります。
- 注※
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JP1/BaseでのJP1資源グループと同じものです。監視対象サービスを,業務システムを委託した顧客ごと(企業ごとなど)に管理するための単位です。監視対象サービスは,必ず何らかのサービスグループに属します。
JP1/SLMでは,JP1権限レベルごとの操作権限が次の表のように定義されています。
表1‒2 JP1権限レベルごとの操作権限 項番
JP1権限レベル
JP1権限レベルを設定するユーザー
操作権限
1
JP1_ITSLM_Admin
サービスグループ管理者
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監視対象サービスの登録・削除
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監視項目の設定
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監視の開始・停止
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監視対象サービスの状況の監視
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問題点の調査
2
JP1_ITSLM_User
サービスユーザー
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監視対象サービスの状況の監視
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問題点の調査
JP1/SLMでは,サービスグループの名称が「-」(ハイフン)で始まる場合はコマンドの引数として指定できません。そのため,サービスグループの名称は,「-」(ハイフン)で始まらない名称にすることを推奨します。
JP1ユーザーごとの操作権限の設定例については,マニュアル「JP1/Service Level Management」の操作権限の設定例に関する説明を参照してください。
(2) 作業手順
JP1ユーザーごとの操作権限は,JP1/Baseの[JP1/Base環境設定]ダイアログボックスまたはJP1/Baseのコマンドで実行します。ここでは,[JP1/Base環境設定]ダイアログボックスを使用した手順について説明します。詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」のJP1ユーザーの設定について記載されている個所を参照してください。
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JP1ユーザーに操作権限を設定する。
[認証サーバ]タブの[JP1資源グループ別権限レベル]で,JP1ユーザーの操作権限を設定します。
JP1/Baseの[JP1/Base環境設定]ダイアログボックスに設定内容が反映されれば,JP1ユーザーごとの操作権限の設定は完了です。