1.6.3 JP1/BaseでJP1ユーザーを設定する
認証サーバについては,「1.6.2 認証サーバとは」を参照してください。
ここでは,認証サーバでログイン認証するJP1ユーザーの設定方法について説明します。
(1) 作業の前に
JP1/SLM - Managerをセットアップしたホストに,JP1/Baseがインストールされていることを確認してください。また,プライマリー認証サーバを別に設ける場合は,JP1/SLM - Managerをセットアップしたホストとは別に,JP1/Baseをインストールしたホストを用意してください。
JP1/Baseのインストール方法については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
(2) 作業手順
JP1ユーザーは,JP1/Baseの[JP1/Base環境設定]ダイアログボックスまたはJP1/Baseのコマンドで設定します。ここでは,[JP1/Base環境設定]ダイアログボックスを使用した手順について説明します。詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」のJP1ユーザーの設定について記載されている個所を参照してください。
認証サーバを指定する。
[認証サーバ]タブの[認証サーバの検索順序]で指定します。
認証サーバはプライマリー,セカンダリーの2台まで設定できます。
JP1ユーザーを登録する。
[認証サーバ]タブの[JP1ユーザー]で,JP1ユーザーとパスワードを登録します。
JP1/Baseの[JP1/Base環境設定]ダイアログボックスに設定内容が反映されれば,JP1ユーザーの設定は完了です。
(3) 注意事項
ユーザー設定についての注意事項を次に示します。
JP1資源グループ(サービスグループ)を削除しても,削除対象のサービスグループに登録されている監視対象サービスは削除されません。そのため,サービスグループを削除する場合は,削除対象のサービスグループに登録されている監視対象サービスをあらかじめ削除しておいてください。
JP1/SLMで監視対象サービスの状況を監視し始めたあとでは,JP1/Baseで次に示す変更や削除はしないでください。変更した場合の動作は保証されません。
JP1ユーザー名の変更
JP1ユーザーの削除
JP1資源グループ名(サービスグループ名)の変更
JP1資源グループ(サービスグループ)の削除
JP1ユーザーごとの操作権限の変更
(4) 補足事項
JP1ユーザーの指定の制限については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」のJP1ユーザー(標準ユーザー)の設定についての説明を参照してください。