4.2.2 特定のJP1イベントの属性をインシデントとして引き継ぐ
インシデントの登録モードが1または2の場合,特定のJP1イベントの属性をインシデントとして引き継ぐことができます。
インシデントの登録モードが1または2の場合に,JP1/IM - Viewの[イベント詳細]画面から引き継がれる情報を次の表に示します。
引き継ぎ元の項目 |
引き継ぎ先の案件項目 |
---|---|
イベントDB内通し番号(B.SEQNO)※1 |
JP1イベントDB通し番号(JIMSD_FORM_IMEVENTNO) |
JP1/IM - ViewでログインしているJP1/IM - Managerのホスト名※1 |
JP1/IM - Managerのホスト名(JIMSD_FORM_IMHOSTNAME) |
メッセージ(B.MESSAGE) |
概要(JIMSD_FORM_SUMMARY) |
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イベントID(B.IDBASE)※2 |
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重大度(E.SEVERITY) |
重大度(JIMSD_FORM_SEVERITYCODE) |
プロダクト名(E.PRODUCT_NAME) |
プロダクト名(JIMSD_FORM_JP1PRODUCTNAME) |
注※1 イベントDB内通し番号(B.SEQNO)およびJP1/IM - ViewでログインしているJP1/IM - Managerのホスト名は,[案件作成]画面に項目が表示されていなくても,案件の情報として情報が引き継がれます。そのほかの項目は,[案件作成]画面に項目が表示されていないと,情報が引き継がれません。
注※2 インシデントの登録モードが1の場合は,イベントID(B.IDBASE)は引き継がれません。
JP1/IM - Viewから案件を登録する場合,引き継ぎ先の案件項目の表示名称を変更していても,情報は引き継がれます。表示名称を変更する場合は,完全に意味の異なる名称に編集しないでください。
重大度(E.SEVERITY)は重大度(JIMSD_FORM_SEVERITYCODE)として引き継ぎます。引き継ぎ元の重大度(E.SEVERITY)と引き継ぎ先の重大度(JIMSD_FORM_SEVERITYCODE)の選択肢コードの関係を次の表に示します。
引き継ぎ元の重大度 |
引き継ぎ先の重大度の選択肢コード |
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緊急 |
1 |
警戒 |
2 |
致命的 |
3 |
エラー |
4 |
警告 |
5 |
通知 |
6 |
情報 |
7 |
デバッグ |
8 |
案件フォームをカスタマイズして,重大度(JIMSD_FORM_SEVERITYCODE)の選択肢コードに対応する選択肢コード表示名を変更した場合,重大度(E.SEVERITY)が意図した情報で正しく重大度(JIMSD_FORM_SEVERITYCODE)に引き継がれません。
例えば,選択肢コード「1」に対応する選択肢コード表示名を「情報」と定義した場合,重大度(E.SEVERITY)「緊急」の情報が,重大度(JIMSD_FORM_SEVERITYCODE)「情報」として引き継がれます。