はじめに
このマニュアルは,JP1/Audit Management - Managerで内部統制の証跡記録を管理するために,製品の監査ログをJP1/Audit Management - Managerで管理できる監査ログフォーマットに変換するためのルール(正規化ルール)を定義する方法について説明したものです。正規化ルールの定義方法は,GUIで定義する方法と正規化ルールファイルに記述する方法とがありますが,このマニュアルでは,GUIで定義する方法を説明します。
以降,このマニュアルでは,正規化ルールを定義するGUIを「正規化ルールエディタ」と呼びます。
■ 対象読者
JP1/Audit Management - Managerで標準サポートされていない製品が出力する監査ログの正規化ルールを,正規化ルールエディタを利用して定義する方を対象としています。
次の知識をお持ちであることを前提にしています。
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Windowsに関する基本的な知識
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JP1/Audit Management - Managerの概要についての知識
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JP1/Baseのイベントログトラップ機能とログファイルトラップ機能の設定,およびJP1イベントの属性値についての知識
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正規化ルールを定義しようとしている製品(監査ログ収集対象プログラム)のログ出力に関する知識
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データベースに関する基本的な知識
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内部統制に関する基本的な知識
なお,このマニュアルをお読みになる前に,マニュアル「JP1/Audit Management - Manager 構築・運用ガイド」の設計・構築編で,JP1/Audit Management - Managerで標準サポートされていない製品の正規化について検討しておいてください。
■ マニュアルの構成
このマニュアルは,次に示す章と付録から構成されています。
- 第1章 正規化ルールを定義するための検討
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正規化ルールエディタを利用して正規化ルールを定義するために,事前に検討しておくことについて説明しています。
- 第2章 正規化ルールエディタの起動と終了
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正規化ルールエディタを起動する方法,操作時の注意事項,および終了方法について説明しています。
- 第3章 正規化ルールの定義操作
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正規化ルールエディタを利用して,正規化ルールを新規に定義する手順を,例題に沿って説明しています。
- 第4章 定義の変更と削除
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定義した製品情報,および正規化ルールを変更したり削除したりする操作について説明しています。
- 第5章 正規化ルールエディタの画面
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正規化ルールエディタの各画面の使い方について説明しています。
- 第6章 メッセージ
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正規化ルールエディタが出力するメッセージについて説明しています。
- 付録A バージョンごとの変更内容
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バージョンごとの変更内容について説明しています。
- 付録B このマニュアルの参考情報
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このマニュアルを読むに当たっての参考情報について説明しています。
- 付録C 用語解説
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正規化ルールで使用する用語について説明しています。