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JP1 Version 11 JP1/Base 運用ガイド


17.2 JP1/Baseが出力するJP1イベント一覧

表17‒3 JP1/Baseが出力するJP1イベント一覧

イベントID

発行契機

メッセージ

00001011

スケールアウトによってエージェントホストが追加された場合

Agent host (エージェントホスト名) has scale-out.

00003D00

イベントDBを切り替えた場合

イベントDBを旧DB番号から新DB番号に切り替えました

00003D04

イベントサービスの再起動機能によって異常終了したプロセスを再起動した場合

イベントサービスは内部機能の再起動により回復しました

00003D05

jevagtfwコマンドでイベント転送抑止を実施してから,一定時間以上経過した場合

jevagtfwコマンドによるイベント転送抑止が累計抑止時間秒間継続しています (server=ホスト名)

00003D06

jevagtfwコマンドでイベント転送抑止を実施した場合

ホスト名のイベント転送を抑止しました

00003D07

jevagtfwコマンドでイベント転送抑止を解除した場合

ホスト名のイベント転送抑止を解除しました

00003D08

jevagtfwコマンドで受信イベント破棄を実施した場合

ホスト名から受信したイベントを破棄する状態にしました

00003D09

jevagtfwコマンドで受信イベント破棄を解除した場合

ホスト名のイベント受信破棄状態を解除しました

00003D0B※5

しきい値によるイベント転送抑止で大量発生イベントを検知して抑止を開始する場合

ホスト名はしきい値によるイベント転送抑止を開始します (抑止条件=識別子)

00003D0C※5

しきい値によるイベント転送抑止で,大量発生イベントの収束を検知して抑止状態を解除する場合

ホスト名はしきい値によるイベント転送抑止を解除しました (抑止条件=識別子)

00003D0D※5

しきい値によるイベント転送抑止で,リロード(jevreloadコマンドを実行)またはイベントサービス停止によって抑止状態を解除する場合

ホスト名はしきい値によるイベント転送抑止をすべて解除しました

00003D0E※5

しきい値によるイベント転送抑止で,抑止状態になってから,一定時間以上経過した場合

ホスト名のイベント転送抑止が累計抑止時間秒間継続しています (抑止条件=識別子)

00003A10※4

ログファイルトラップのリトライによってイベントサービスに再接続できた場合

ログファイルトラップのリトライが行われたため,イベント発行が遅延しました

00003A20※4

ログファイルトラップがログファイルの監視を開始できない場合

該当ログファイルの監視を開始出来ません

00003A21※4

APのログファイルの読み込みリトライ回数がしきい値をオーバーし,該当ログファイルの監視を停止した場合

指定された回数リトライ処理を行いましたが,該当ログファイルの読み込みが出来ないため監視を停止します

00003A22※4

APのログファイルの状態が異常となった場合

該当ログファイルを正しく監視することができない状態になりました

00003A25※4

ログファイルトラップの起動時,最初の対象ログファイルの監視を開始した場合

ログファイル(ファイル形式)の監視を開始しました

00003A26※4

ログファイルトラップの起動中(監視中)に,対象ログファイルの監視切り替えが発生した場合

ログファイル(ファイル形式)の監視を切り替えました

00003A27※4

UPDタイプのログファイルを監視中に,監視中のログファイルの状態が異常になった場合

ログファイル(ファイル形式)を正しく監視することができない状態となりました

00003A28※4

監視ファイル名の指定(ワイルドカード指定)に,該当するファイル数が上限を超えた場合

監視ファイル名に該当するファイル数が上限を超えたため,監視を停止します

00003A29※4

監視するログファイルを特定できなくなった場合

監視するログファイルを特定できないため,監視を停止します

00003A2A※4

ファイル数の増加によって,ファイル数の上限に近付いてきた場合

監視ファイル名に該当するファイル数がファイル数になりました

00003A30

リモート監視ログ(ログファイルトラップまたはイベントログトラップ)が,異常終了してから再起動した場合

前回停止時から今回起動時までのログのJP1イベントが登録されていないおそれがあります

00003A31

リモート監視ログ(ログファイルトラップまたはイベントログトラップ)が,イベントサービスへ接続できる状態で異常終了した場合

続行不可能なエラーが発生したためリモート監視を停止します

00003A32

リモート監視ログ(ログファイルトラップまたはイベントログトラップ)のリトライによって,イベントサービスに再接続できた場合

リモート監視のリトライが行われたため、イベント発行が遅延しました

00003A71またはイベントログトラップ動作定義ファイルのフィルターで指定されたイベントID

Windowsイベントのログメッセージを検知した場合

Windowsイベントのログメッセージ

ログファイルトラップ動作定義ファイルのACTDEFパラメーターで指定されたイベントID※4

APのログファイルのレコードを検知した場合

ログファイルの1行分のデータの内容

00003A80

SNMPトラップを検知した場合

NNMのメッセージ(詳細については,「付録I.5 SNMPトラップ変換のJP1イベント」を参照)

00003FA0※1

コマンド実行制御が[コマンド実行]画面からコマンド実行要求を受け取った場合

[ホスト名 : JP1ユーザー名] コマンド実行を開始しました

00003FA1※1

[コマンド実行]画面から実行要求されたコマンドが実行完了した場合

[ホスト名 : JP1ユーザー名] コマンド実行が終了しました

00003FA2※1

[コマンド実行]画面から実行要求されたコマンドが,何らかの原因で実行されなかった場合

[ホスト名 : JP1ユーザー名] コマンド実行が異常終了しました

00003FA3※1

jcocmddefコマンドで経過時間イベント発行間隔を指定している場合。

[コマンド実行]画面および自動アクションから実行要求されたコマンドが,経過時間イベント発行間隔を超えて実行している場合。

[ホスト名] コマンド実行の実行時間が数値秒を超えました

00003FA5※1

jcocmddefコマンドでコマンド先行入力数のしきい値が設定されている場合。自動アクションの先行入力数がしきい値に達した場合。

実行先ホスト名実行元ホスト名から要求されたコマンドの先行入力数が閾値[xx件]を超えました

00003FA6※1

jcocmddefコマンドでコマンド先行入力数のしきい値が設定されている場合。自動アクションの先行入力数が0になった場合。

実行先ホスト名実行元ホスト名から要求されたコマンドの先行入力数が0件になりました

00003FA7

コマンド実行履歴ファイルの自動再編成に失敗した場合

Restoration of the command execution log file failed.

00004700※2

認証サーバが閉塞状態になった場合

接続順序 : 認証サーバ名を閉塞状態に設定しました

00004701※2

認証サーバの閉塞状態が解除された場合

接続順序 : 認証サーバ名の閉塞状態を解除しました

00004702※2

全認証サーバが閉塞状態になった場合

全ての認証サーバが閉塞しました

00004720※2

プロセスが異常終了した場合

コンポーネント名 管理対象プロセス名 は異常終了しました

00004721※2

プロセス起動時にタイムアウトした場合

コンポーネント名 プロセス名 の起動がタイムアウトしました. 処理を継続します

00004722※2

異常終了したプロセスの再起動が完了した場合

コンポーネント名 管理対象プロセス名 の再起動が完了しました

00004724※5

JP1/Baseの起動が完了した場合

ホスト名 のJP1/Baseを起動しました

00004725※5

JP1/Baseを停止する場合

ホスト名 のJP1/Baseを停止します

00004740

監視対象プロセスが異常終了した場合

機能名 が異常終了しました

00004741

監視対象プロセスが共有メモリーに一定期間アクセス(更新)しなくなった場合(重大度:Error)

機能名 が処理中のままnn秒経過しています

00004742

監視対象プロセスが共有メモリーに一定期間アクセス(更新)しなくなった場合(重大度:Warning)

機能名 が処理中のままnn秒経過しています. mm秒経過後にエラー状態になります

00004743

共有メモリーに一定期間アクセス(更新)していなかった監視対象プロセスが回復した場合

機能名 の正常状態が確認されました

00004747

ヘルスチェック機能が異常終了した場合

エラーが発生したため,ヘルスチェック機能を終了します

00004748

他ホスト監視中に異常を検知した場合(サービスが機能していない)

ホスト名サービス名 が機能していないため監視通知が出来ない状態です

00004749

他ホスト監視中に異常を検知した場合(ホストに接続できない)

ホスト名に接続できないため監視ができません. (要因メッセージ詳細情報)

0000474A

他ホストを監視できるようになった場合。

停止中の監視対象ホストが起動した場合。

ホスト名 の監視が可能になりました

0000474B

共有メモリーが参照できない場合

共有メモリーがロックされています

0000474C

監視対象ホストが停止した場合

ホスト名 が停止中のため監視しません

0000474D

監視対象ホストが停止しているのか異常なのかの区別がつかない場合

停止通知を受けていないホスト名に接続できないため監視できません. (要因メッセージ詳細情報)

0000474E

一部機能の共有メモリーが参照できない場合

機能名の状態が確認できません

0000474F

一部機能の共有メモリーが参照できない状態が続いている場合

機能名の状態が確認できない状態が続いています

00004750

一部機能の共有メモリーが参照できない状態から回復した場合

機能名の状態が確認できるようになりました

00002102※3

UNIXの場合,次のどちらかの契機で出力されます。

  • JP1/SES互換機能が有効な状態でイベントサービスが起動したとき

  • リモートホストのJP1/SESまたはJP1/AJSのイベントサービスから接続されたとき

なし

00002103※3

UNIXの場合,次のどれかの契機で出力されます。

  • JP1/SES互換機能が有効な状態でイベントサービスが起動したとき

  • リモートホストのJP1/SESまたはJP1/AJSのイベントサービスから接続されたとき

  • リモートホストのJP1/SESまたはJP1/AJSのイベントサービスへ接続するとき

Windowsの場合,次のどちらかの契機で出力されます。

  • リモートホストのJP1/SESまたはJP1/AJSのイベントサービスから接続されたとき

  • リモートホストのJP1/SESまたはJP1/AJSのイベントサービスへ接続するとき

なし

00002104※3

UNIXの場合,次のどちらかの契機で出力されます。

  • JP1/SES互換機能が有効な状態でイベントサービスを停止するとき

  • 接続されているリモートホストのJP1/SESまたはJP1/AJSのイベントサービスが停止したとき

プロセスの機能名称

00010B7F※3

WindowsまたはUNIXの場合,リモートホストのJP1/AJSのイベントサービスから接続されたとき

なし

00004780

アクション実行の開始要求を受け付けたとき,JP1イベント(アクション開始イベント)を登録したとき

アクション実行の開始要求を受け付けました(アクション実行情報)

00004781

コマンドを実行して完了した場合,JP1イベント(アクション完了イベント)を登録したとき

アクション実行が完了しました(アクション実行情報)

00004782

コマンドを実行できないで完了した場合,JP1イベント(アクション完了イベント(実行不可))を登録したとき

アクションが実行できずに完了しました(アクション実行情報)

00004783

アクションがキャンセルされて完了した場合,JP1イベント(アクション完了イベント(キャンセル))を登録したとき

アクションがキャンセルされて完了しました(アクション実行情報)

注※1 JP1/IM - Manager用にjcocmddefコマンドを使って設定した場合にだけ,発行されるJP1イベントです。設定の詳細については,「15. コマンド」の「jcocmddef」を参照してください。

注※2 認証サーバの閉塞状態の変更時,またはプロセスの異常終了時にJP1イベントを発行させる設定をした場合にだけ発行されます。認証サーバの閉塞状態,またはプロセスの異常をJP1イベントで監視したい場合は,「4.3 プロセスの異常終了および認証サーバの切り替え発生を検知する」を参照してください。

注※3 JP1/SES互換機能のJP1イベントには重大度がありませんが,Informationと同じレベルのため,この通知に対する対処は不要です。

注※4 ログファイルトラップ,またはJP1/AJSのログ監視ジョブが発行します。

注※5 イベントフィルターの抽出条件に一致しなくても,転送設定ファイル(forward)に記載されているすべての転送先へ転送されるJP1イベントです。転送したくない場合は,除外条件に記述するか,イベントサーバ設定ファイル(conf)のoptionsパラメーターにauto-forward-offフラグを指定してください。