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JP1 Version 11 JP1/Base 運用ガイド


jbschkds(Windows限定)

〈このページの構成〉

機能

ディレクトリサーバ連携機能を使用しているときに,ディレクトリサーバ連携機能の設定内容,ディレクトリサーバへの接続結果およびユーザー認証結果を表示します。表示する内容を次に示します。

このコマンドは,ディレクトリサーバ連携機能を設定した認証サーバ上で実行してください。

形式

jbschkds [-h 論理ホスト名]
         [-u JP1ユーザー名 -p パスワード]

実行権限

Administrators権限(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)

格納先ディレクトリ

インストール先フォルダ\bin\

引数

-h 論理ホスト名

クラスタシステムで運用している場合に,このコマンドを実行させたい論理ホスト名を指定します。このオプションを省略した場合,環境変数JP1_HOSTNAMEに指定した論理ホスト名が仮定されます。環境変数JP1_HOSTNAMEを指定していない場合,物理ホスト名が仮定されます。

-u JP1ユーザー名

ディレクトリサーバで認証するJP1ユーザー名を指定します。

-p パスワード

-uオプションで指定したユーザーのパスワードを指定します。

戻り値

0

正常終了

2

引数誤り

4

メモリーなどシステムリソースが不足した

64

実行権限がない

128

内部処理で矛盾を生じた(C++の例外)

255

その他のエラー

使用例

出力例を次に示します。

ディレクトリサーバ連携機能が無効のとき
>jbschkds
ディレクトリサーバ連携機能は無効です
ディレクトリサーバ連携機能が有効でJP1ユーザー認証に成功したとき(SEARCH_USER_DNパラメーターを設定している場合)
>jbschkds -u jp1user -p password
ディレクトリサーバの設定内容を表示します
  ディレクトリサーバ名 host-A
  ポート番号 636
  SSL 使用する
  情報検索用ユーザー識別名 CN=Groupcsearcher,OU=GroupC,DC=netmanage,DC=local
  検索起点コンテナオブジェクト OU=GroupC,DC=netmanage,DC=local
  認証属性 sAMAccountName
ディレクトリサーバに接続できました
情報検索用ユーザー認証に成功しました
ユーザー認証に成功しました
ディレクトリサーバ連携機能が有効でJP1ユーザー認証に成功したとき(SEARCH_USER_DNパラメーターを無効に設定している場合)
>jbschkds -u jp1user -p password
ディレクトリサーバの設定内容を表示します
  ディレクトリサーバ名 host-A
  ポート番号 636
  SSL 使用する
  識別名 CN=jp1user,CN=Users,DC=netmanage,DC=local
ディレクトリサーバに接続できました
ユーザー認証に成功しました
ディレクトリサーバ連携機能が有効でディレクトリサーバに接続できないとき
>jbschkds
ディレクトリサーバの設定内容を表示します
  ディレクトリサーバ名 host-A
  ポート番号 636
  SSL 使用する
KAVA5810-E ディレクトリサーバに接続できませんでした
サーバがダウンしています