7.3.12 稼働情報蓄積関連定義
形式
[save_type=rtm | none] [file_del={Y | N}] [save_dir=稼働情報ファイル格納ディレクトリパス] [filesz=稼働情報ファイルサイズ] [save_user_data={Y | N}] [fileno=稼働情報ファイル最大数] [command_use={Y | N}] [all_filesz=稼働情報ファイル全体サイズ]
機能
稼働情報の蓄積に関連するパラメタを指定します。
指定数
0~1
save_typeプロパティ
- 設定値と省略値
-
rtm | none《none》
- 説明
-
電文情報の取得有無を指定します。
- rtm
-
稼働情報を稼働情報ファイルに取得します。
次の機能を使用するときは、指定してください。
-
ダッシュボード画面の関連付け情報画面と関連付け情報検索画面
-
稼働情報抽出ユティリティ
-
esrtmstcedコマンド
-
esrtmtrcedコマンド
-
- none
-
電文稼働情報を取得しません。
file_delプロパティ
- 設定値と省略値
-
Y | N《N》
- 説明
-
前回までの稼働情報ファイルの削除有無を指定します。
- Y
-
稼働情報ファイルを削除してシステム分析支援アダプタを起動します。
- N
-
稼働情報ファイルを削除せずにシステム分析支援アダプタを起動します。
- ほかのプロパティとの関連
-
save_typeにrtmを指定したときだけ有効になります。
- 利点
-
Yを指定した場合、前回までの稼働情報ファイルを削除したり、移動したりする運用を省略できます。
- 注意事項
-
Nを指定した場合、前回までの稼働情報ファイルはディスク満杯とならないよう必要に応じて削除してください。
Yを指定した場合でも、稼働情報ファイル格納ディレクトリパスから移動したり、ファイル名を変更したりした稼働情報ファイルは削除されません。
save_dirプロパティ
- 設定値と省略値
-
~〈210バイト文字以内のパス名〉《運用ディレクトリ\save》
- 説明
-
稼働情報ファイルを作成するディレクトリを絶対パスで指定します。
- 前提条件
-
システム分析支援リアルタイムモニタを起動する前に、本プロパティで指定したディレクトリを作成してください。
- ほかのプロパティとの関連
-
save_typeにrtmを指定したときだけ有効です。
- 利点
-
ユーザー任意のディレクトリに稼働情報ファイルを作成できます。
- 注意事項
-
指定したディレクトリ内にある稼働情報ファイルは、ディスク満杯によるスワップによって削除されるおそれがあります。必要に応じて別ディレクトリに退避してください。
fileszプロパティ
- 設定値と省略値
-
4~1024《32》(単位:ギガバイト)
- 説明
-
稼働情報ファイル(稼働情報管理ファイル除く)の最大サイズをギガバイト単位で指定します。
- 利点
-
最大サイズを大きくすることで、作成するファイル数が少なくなり、管理が容易になります。
- 指定値の目安
-
ディスクサイズおよびファイル運用を考慮して設定してください。
- 見積もり式への影響
-
稼働情報ファイルの容量設定の見積もりに影響します。
- ほかのプロパティとの関連
-
save_user_dataがYのときだけ有効となります。
save_user_dataプロパティ
- 設定値と省略値
-
Y | N《N》
- 説明
-
稼働情報ファイルにユーザーデータを取得するかどうかを指定します。
- Y
-
稼働情報ファイルにユーザーデータを取得します。
稼働情報管理ファイルと稼働情報ファイルを作成します。
稼働情報抽出ユティリティを使用する場合に指定してください。
- N
-
稼働情報ファイルにユーザーデータを取得しません。
稼働情報管理ファイルを作成します。
- ほかのプロパティとの関連
-
save_typeにrtmを指定したときだけ有効となります。
- 利点
-
Nを指定した場合、ユーザーデータを稼働情報ファイルに取得しないため、ディスクサイズを抑えることができます。
filenoプロパティ
- 設定値と省略値
-
16~1000000《10000》
- 説明
-
稼働情報ファイルの最大ファイル数を指定します。
この指定値を超えたときは、一番古い稼働情報ファイルを削除します。
- 利点
-
作成するファイル数を制限できます。
- 指定値の目安
-
ディスクサイズおよびファイル運用を考慮して設定してください。
command_useプロパティ
- 設定値と省略値
-
Y | N《N》
- 説明
-
esrtmstced(稼働情報のファイル出力)コマンドを使用するかどうかを指定します。
- Y
-
esrtmstcedコマンドを使用します。
- N
-
esrtmstcedコマンドを使用しません。esrtmstcedコマンドを使用した場合、稼働情報の数に比例して情報出力に時間が掛かります。
- ほかのプロパティとの関連
-
save_typeにrtmを指定したときだけ有効となります。
- 利点
-
Nを指定した場合、ディスクサイズを抑えることができます。
all_fileszプロパティ
- 設定値と省略値
-
128~1048576《256》(単位:ギガバイト)
- 説明
-
稼働情報ファイル全体の最大サイズをギガバイト単位で指定します。
稼働情報ファイルの全体サイズがこの指定値を超えた場合、古い方から順に稼働情報ファイルを削除します。
- ほかのオペランドとの関連
-
save_typeにrtmを指定したときだけ有効です。
fileszに指定した稼働情報ファイルサイズの2倍以上の値を設定してください。
- 設定値の目安
-
ディスクサイズを考慮して設定してください。
- 見積もり式への影響
-
稼働情報ファイルの容量設定
- 利点
-
ディスクサイズを制限できます。