7.3.13 サーバ間連携関連定義
形式
[rpc_link={Y | N}] [rpc_prf=PRFトレースファイル取得先のOpenTP1ホームディレクトリ:PRFトレースファイル監視間隔:FTPサーバのIPアドレス:FTPサーバのポート番号:ユーザ名:パスワード:接続モード] [rpc_prf_file_watchtime=PRFトレースファイル取得待ち時間]
機能
サーバ間連携に関連するパラメタを指定します。
指定数
0~1
rpc_linkプロパティ
- 設定値と省略値
-
Y | N《N》
- 説明
-
RPCプロトコルのサーバ間連携機能の使用有無を指定します。
- Y
-
RPCプロトコルのサーバ間連携機能を使用します。
- N
-
RPCプロトコルのサーバ間連携機能を使用しません。
- ほかのプロパティとの関連
-
save_typeにrtmを指定してください。
また、rpc_server、またはrpc_prfのどちらかを指定してください。
rpc_prfプロパティ
- 設定値と省略値
-
PRFトレースファイル取得先のOpenTP1ホームディレクトリ:PRFトレースファイル監視間隔:FTPサーバのIPアドレス:FTPサーバのポート番号:ユーザ名:パスワード:接続モード [,PRFトレースファイル取得先のOpenTP1ホームディレクトリ:PRFトレースファイル監視間隔:FTPサーバのIPアドレス:FTPサーバのポート番号:ユーザ名:パスワード:接続モード…]
- 説明
-
OpenTP1のPRFトレースに関する定義を指定します。
指定できるOpenTP1のPRFトレース情報の組み合わせの最大数は64個です。
- PRFトレースファイル取得先のOpenTP1ホームディレクトリ ~<260バイト以内のパス>
-
PRFトレースファイル取得先のOpenTP1ホームディレクトリを、FTP接続時のホームディレクトリからの相対パスで指定します。
ディレクトリの区切り文字は'/'(スラッシュ)を使用してください。
指定例を以下に示します。
●Linux版TP1/Server Baseが監視対象の場合
OpenTP1ホームディレクトリ
(物理パス)
FTP接続時のホームディレクトリ
(物理パス)
このオペランドの指定値
/home/aaa/TP1
/
home/aaa/TP1
/home/aaa
TP1
/home/aaa/TP1
.
●Windows版TP1/Server Baseが監視対象の場合
OpenTP1ホームディレクトリ
(物理パス)
FTP接続時のホームディレクトリ
(物理パス)
このオペランドの指定値
C:\OpenTP1
C:\
OpenTP1
C:\OpenTP1
.
- PRFトレースファイル監視間隔 〈符号なし整数〉((10~3600))(単位:秒)
-
PRFトレースファイルの監視間隔を指定します。
監視間隔の時間が経過した時点でPRFファイルが更新されていた場合は、前回監視時点から増加した差分をダウンロードします。
- FTPサーバのIPアドレス ~(nnn.nnn.nnn.nnn)〈符号なし整数〉((nnn:0~255))
-
PRFトレースファイル監視で接続する、FTPサーバのIPアドレスを指定します。
ただし、0.0.0.0および255.255.255.255は指定できません。
- FTPサーバのポート番号 〈符号なし整数〉((1~65535))
-
PRFトレースファイル監視で接続する、FTPサーバのポート番号を指定します。
- ユーザ名 ~<1~32バイトの文字列>
-
PRFトレースファイル監視でFTPサーバに接続するためのユーザ名を指定します。
- パスワード ~<1~32バイトの文字列>
-
PRFトレースファイル監視でFTPサーバに接続するためのパスワードを指定します。
- 接続モード ~ passive | active
-
PRFトレースファイル監視でFTPサーバに接続する際の接続モードを指定します。
-
passive
パッシブモードで接続します
-
active
アクティブモードで接続します
-
- ほかのプロパティとの関連
-
rpc_linkにYを指定しているときだけ有効となります。
rpc_prf_file_watchtimeプロパティ
- 設定値と省略値
-
11~86400《300》(単位:秒)
- 説明
-
OpenTP1のPRFトレースファイルの取得待ち時間を指定します。
このプロパティで指定した時間内に、クライアント/サーバのPRFトレースファイルからロストなどによって対応するPRFトレース情報を取得できない場合、PRFトレース情報は不完全な情報(PRFトレース情報詳細表示エリアの情報取得ステータスに0以外)で出力します
- ほかのプロパティとの関連
-
rpc_prfを指定しているときだけ有効となります。
rpc_prfで指定するPRFトレースファイル監視間隔より長い時間を指定してください。
- 指定値の目安
-
監視対象がWindows上のサーバの場合は、PRFトレースファイルがスワップされる間隔より長い時間を指定してください。