Hitachi

Hitachi System Information Capture システム分析支援 リアルタイムモニタ 


7.3.9 トラブルシュート関連定義

形式

[adapter_tasktm_fileno=TASKTMファイル数]
[adapter_tasktm_filesz=TASKTMファイルサイズ]
[adapter_statistics_interval_time=統計情報取得間隔]
[adapter_statistics_fileno=統計情報ファイル数]
[adapter_statistics_filesz=統計情報ファイルサイズ]
[adapter_file_output_time=ファイル出力ハングアップ監視時間]
[adapter_file_open_time=ファイルopenハングアップ監視時間]

機能

トラブルシュートに関連するパラメタを指定します。

指定数

0~1

adapter_tasktm_filenoプロパティ

設定値と省略値

~〈符号なし整数〉((3~100))《3》

説明

TASKTM情報を出力する最大ファイル数を指定します。

指定値の目安

adapter_tasktm_fileszプロパティとの組み合わせで、保存したいTASKTM情報量にあわせて指定してください。

見積もり式への影響

TASKTMファイルの容量設定、およびメモリ使用量の見積もりに影響します。

adapter_tasktm_fileszプロパティ

設定値と省略値

~〈符号なし整数〉((4000~1000000))《40000》(単位:キロバイト)

説明

TASKTM情報を出力するファイルの容量をキロバイト単位で指定します。

指定値の目安

adapter_tasktm_filenoプロパティとの組み合わせで、保存したいTASKTM情報量にあわせて指定してください。

見積もり式への影響

TASKTMファイルの容量設定、およびメモリ使用量の見積もりに影響します。

adapter_statistics_interval_timeプロパティ

設定値と省略値

~〈符号なし整数〉((1~3600))《60》(単位:秒)

説明

統計情報を取得する時間間隔を指定します。単位は秒です。

見積もり式への影響

統計情報ファイルの容量設定、およびメモリ使用量の見積もりに影響します。

adapter_statistics_filenoプロパティ

設定値と省略値

~〈符号なし整数〉((3~100))《3》

説明

統計情報を出力する最大ファイル数を指定します。

指定値の目安

adapter_statistics_fileszプロパティとの組み合わせで、保存したい統計情報量にあわせて指定してください。

見積もり式への影響

統計情報ファイルの容量設定、およびメモリ使用量の見積もりに影響します。

adapter_statistics_fileszプロパティ

設定値と省略値

~〈符号なし整数〉((4000~1000000))《40000》(単位:キロバイト)

説明

統計情報を出力するファイルの容量をキロバイト単位で指定します。

指定値の目安

adapter_statistics_filenoプロパティとの組み合わせで、保存したい統計情報量にあわせて指定してください。

見積もり式への影響

統計情報ファイルの容量設定、およびメモリ使用量の見積もりに影響します。

adapter_file_output_timeプロパティ

設定値と省略値

~〈符号なし整数〉((0~65535))《60》(単位:秒)

説明

ファイル出力する処理のハングアップ監視時間を指定します。単位は秒です。

監視の対象となる処理の時間が、このプロパティに指定した時間を超えるとプロセスが異常終了します。0を指定した場合は、監視しません。

このプロパティによる監視の対象となるのは、次の処理です。

  • TASKTMファイル出力

  • 統計情報ファイル出力

  • モジュールトレースファイル出力

  • 稼働情報ファイル

指定値の目安

カーネルやドライバがディスクの障害を検出する時間よりも大きい時間を指定することを推奨します。小さい時間を指定するとドライバが一部のディスクパスの障害を検出してフェールオーバーしている場合などにハングアップを検知してしまい、カーネルやドライバの機能を有効に使えない場合があります。

adapter_file_open_timeプロパティ

設定値と省略値

~〈符号なし整数〉((0~65535))《3000》(単位:秒)

説明

ファイルを作成したり削除したりする処理のハングアップ監視時間を指定します。

監視の対象となる処理の時間が、このプロパティに指定した時間を超えるとプロセスが異常終了します。0を指定した場合は、監視しません。

このプロパティによる監視の対象となるのは、次の処理です。

  • TASKTMファイル作成/削除

  • 統計情報ファイル作成/削除

  • モジュールトレースファイル作成/削除

指定値の目安

通常は、このプロパティを指定する必要はありません。ディスク障害が発生していない場合にシステム分析支援アダプタでKFSE55313-Eが頻繁に出力される場合は、この定義値を大きくしてください。ファイルを作成したり削除したりする時間は、ディスクの性能、ファイルサイズ、ファイルのエクステント数、使用しているファイルシステムなどによって大きく異なります。