7.3.8 プロトコル関連定義(HiRDBプロトコル定義)
形式
[hirdb_server=HiRDBサーバのIPアドレス[:サーバ種別][:HiRDBサーバのポート番号]] [hirdb_client=HiRDBクライアントのIPアドレス[:HiRDBクライアントのポート番号]] [hirdb_threshold_watchtime=閾値] [hirdb_reply_watchtime=タイムアウト時間]
機能
HiRDBプロトコルに関連するパラメタを指定します。
指定数
0~1
hirdb_serverプロパティ
- 設定値と省略値
-
HiRDBサーバのIPアドレス(nnn.nnn.nnn.nnn):WS|PC[:HiRDBサーバのポート番号][[,HiRDBサーバのIPアドレス(nnn.nnn.nnn.nnn):WS|PC[:HiRDBサーバのポート番号]]…]~〈符号なし整数〉((nnn:0~255))
- 説明
-
HiRDBサーバのIPアドレスとサーバ種別とポート番号を組み合わせて指定します。
HiRDBのSQL情報を取得するときは、必ず定義してください。
HiRDBサーバ種別
指定する値
AIX
WS
HP-UX
Solaris
Linux
PC
Windows
- IPアドレスの指定 nnn.nnn.nnn.nnn〈符号なし整数〉
-
nnnに0以上255以下の数を入力します。
ただし、0.0.0.0および255.255.255.255は指定できません。
ポート番号 〈符号なし整数〉((ポート番号:1~65535))
HiRDBサーバが使用するポート番号を範囲指定(ポート番号-ポート番号)で指定します。
HiRDBシステム定義のpd_registered_portで指定したポート番号の予約範囲を指定してください。
ポート番号の予約範囲が6000~8999のときは、「6000-8999」と指定します。
指定できるIPアドレス、サーバ種別およびポート番号の組み合わせの最大数は64個です。
- ほかのプロパティとの関連
-
サーバ間連携機能を使用する場合、OpenTP1のUAPから実行したSQLだけが対象になります。
サーバ間連携機能を使用しない場合、hirdb_server、web_server、tcp_server、iiop_server、rpc_serverのどれかを指定します。
- 注意事項
-
実際のサーバ種別と異なるサーバ種別が指定されたときは、動作保証しません。
hirdb_clientプロパティ
- 設定値と省略値
-
HiRDBクライアントのIPアドレス(nnn.nnn.nnn.nnn)[:HiRDBクライアントのポート番号][,HiRDBクライアントのIPアドレス(nnn.nnn.nnn.nnn)[:HiRDBクライアントのポート番号]]~〈符号なし整数〉((nnn:0~255))
- 説明
-
HiRDBクライアントのIPアドレスとポート番号を指定します。
- IPアドレスの指定 nnn.nnn.nnn.nnn〈符号なし整数〉
-
nnnに0以上255以下の数を入力します。
ただし、0.0.0.0および255.255.255.255は指定できません。
ポート番号 〈符号なし整数〉((ポート番号:1~65535))
HiRDBクライアントが使用するポート番号を範囲指定(ポート番号-ポート番号)で指定します。
HiRDBクライアント環境定義のPDCLTRCVPORTで指定した受信ポート番号の範囲を指定してください。
受信ポート番号の範囲が10000~10100のときは、「10000-10100」と指定します。
指定できるIPアドレスとポート番号の組み合わせの最大数は64個です。
- ほかのプロパティとの関連
-
hirdb_serverを指定し、rpc_linkにYを指定しているときだけ有効となります。
- 利点
-
特定のクライアントから送信されるパケットだけをキャプチャできます。
hirdb_threshold_watchtimeプロパティ
- 設定値と省略値
-
~〈符号なし整数〉 (1~359900) 《100》(単位:10ミリ秒)
- 説明
-
アラート検知機能でダッシュボードのアラート検知画面の表示対象となるSQL応答時間の閾値を指定します。
応答時間が、閾値以上となった場合に、ダッシュボードのアラート検知画面に稼働情報を表示します。
- ほかのプロパティとの関連
-
rpc_linkがNでhirdb_serverを指定したときだけ有効です。
- 設定値の目安
-
監視する業務の性能要件に応じて、設定値を指定してください。
hirdb_reply_watchtimeプロパティ
- 設定値と省略値
-
~〈符号なし整数〉 (1~3600) 《10》(単位:秒)
- 説明
-
HiRDBクライアントからの要求に対する応答の最大待ち時間を指定します。
- ほかのプロパティとの関連
-
hirdb_serverを指定し、rpc_linkにYを指定しているときだけ有効となります。
- 利点
-
メモリリークを防止できます。
- 指定値の目安
-
HiRDBのクライアント環境変数PDCWAITTIMEの値を基に設定してください。